ながいひるは岡山市の古本屋です。ちょっとだけ新刊書籍もあります。
「NEW」のラベルが付いているものが新品商品で、他は中古商品です。
-
パリッコ/スズキナオ(酒の穴)『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』
¥1,980
新刊書籍 スタンド・ブックス 2022.9.29 四六判変形並製 372ページ 一期一会、偶然の世界。だからこそ、「ご自由にお持ちください」にはロマンがある。 「デイリーポータルZ」の人気企画を厳選し書籍化。〈ただ、酒を飲むだけ〉のユニット「酒の穴」のパリッコとスズキナオによる、上機嫌な対話エッセイ集。「展望飲み」「冷やしアメリカ」「ニセ正月」「弁当将棋」……、いつもより幸せのギアを一段階上に入れて、〈無駄と余剰〉の可能性を追求する全26編。 目次 はじめに パリッコ 第1章 歩くきっかけさえあればなんでもいいんです――対決 ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日 サイゼリヤでメニュー名だけを頼りに1500円ぶん注文する遊びが楽しかった 砂町銀座商店街で作る商店街おつまみ弁当対決 「桜上水」と「桃山台」で桜色と桃色を探す旅 ひとつの弁当から好きなおかずを取りあう「弁当将棋」 第2章 一生聞く機会もないはずだった言葉がどんどん降ってくる――無駄 冷やしアメリカはじめました 「ニセ正月」で年中正月気分 あなたの「5、6個コレクション」見せてください 新しく考えた「スガシカオゲーム」をやってみよう 来年の「酒カレンダー」を作ろう あえて10年前っぽい感じで過ごしてみる一日 第3章 お店の長い歴史からすればほんの一瞬のことにすぎないけど忘れられない思い出がある――酒場 天国に一番近い酒場「たぬきや」跡地で飲む 「川の駅 あづま家」を目指し妙典の街をふらり旅 小さな悩みは消滅! 東京「展望飲み」めぐり 東京と大阪、それぞれの酒場「酒の穴」で飲む 閉店してしまった木場の名店「河本」その後の話 第4章 日常に突然ぱーっと希望の光が差し込んだ感じ――実験 カニカマがカニに肉薄! 「昆布酒漬け」大検証 小瓶スパイスをふりかけるだけのスパイスサワーが楽しい 実は単品で買える! ナゲットソースで色々食べてみる 定番なのに食べずに生きてきた「素通り食品」の美味しさ いつもの自分“じゃないほう”を選ぶご近所散歩 第5章 歩いてると予想してなかったものがパッパッと現れる――放浪 桜の季節にだけ現れる幻の茶屋を探しに 徒歩で5時間「北極」を追いつめる旅 徒歩で5時間「南極」を追いつめる旅 雪見酒がしたくて秩父のほうへ 冬の海を見に行くだけの旅 おわりに スズキナオ
-
増田薫(思い出野郎Aチーム)『いつか中華屋でチャーハンを』
¥1,760
新刊書籍 スタンド・ブックス 2020年12月11日発売 四六変形判並製 256ページ −−いつからか中華料理屋で炒飯とかラーメンをほとんど食べなくなってしまった。中華屋のカレーとオムライスのせいだ−− 8人組ソウルバンド「思い出野郎Aチーム」の増田薫が、定番から一歩外れた「美味」を求めて描く、グルメ漫画エッセイの新たな金字塔!(?) WEBメディア「ジモコロ」の人気連載に、書籍限定の描き下ろしエピソードも加えて単行本化!! まえがき #01 大阪のあんかけカツ丼 #02 あなたの知らない中華うどんの世界 #03 広島の天津飯あんかけ多すぎ問題 #04 大陸系中華に潜む「酸菜」に気をつけろ! #04 酸菜と羊から読み解く中国食文化 #05 福岡の魔改造中華料理?「ダル麺」を追え! #06 長崎「パンメン」は福建省の夢を見るか #07 神戸中華の隠れ定番?「シチュー」とは #08 包みまくれ!思い出のレタス包み #09 メリークリスマス!中華オムライスを食え #10 なんとなく中華カレー #11 大盛りごはんと中華生姜焼きとわたし #12 チェーン店対抗 弁当にしてもうまい冷凍餃子選手権 #13 きみはラーメン屋で酒を飲んだことがあるか #14 京都のラーメン屋で誰が唐揚げを食べているのか? #15 野方ホープのチャーハン あとがき いつか中華屋でチャーハンを 増田 薫(ますだ かおる) 多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒。児童向け絵画教室勤務。フリーランスで主に紙媒体のデザイン、イラストなどを制作。8人組ソウルバンド・思い出野郎Aチームのサックス担当。ウェブメディア『ジモコロ』の連載をきっかけにマンガを描き始め、本書が初の著書となる。
-
清田隆之(桃山商事) 『さよなら、俺たち』
¥1,870
新刊書籍 スタンド・ブックス 2020年7月2日 四六判並製 304ページ 装丁:六月 俺たちはこのままでいいのか。 これからの時代私たちに必要なことは、甘えや油断、無知や加害者性など、自分の見たくない部分と向き合いながら、「俺たち」にさよならすることだ。 1200人を超える女性の恋愛相談に耳を傾けた結果、見えてきたのは男たちの幼稚で狡猾な姿だった。恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表として恋愛と性差の問題を発信してきた著者による、初の本格的ジェンダー・エッセイ集。 失恋、家事、性的同意、風俗、夫婦別姓、マンスプレイニングからコロナ離婚まで、様々なテーマに根づく男性問題を掘り下げていく。 【目次】 さよなら、俺たち 1 あの人がいない人生を生きるのだ――失恋による小さな死 あの人がいない人生を生きるのだ 失恋による“小さな死”を乗り越えるには こじらせ男子の当事者研究――失恋ホストの現場から 2 俺たちは全然客観的で中立的なんかじゃない ――男の幼稚さ 「気づかない男たち」 ――ハラスメント・スタディーズ 俺たちは全然“客観的”で“中立的”なんかじゃない―― セカンドレイプ ボクたちはいつ大人になれるのだろうか ――大根仁作品における「男の幼稚さ」について 『ラブライブ!サンシャイン!!』のPRイラスト論争。批判の声に怒っているのは誰なのか 女子小学生にまで求められる“男ウケ”のモテ技。俺たち男はなぜ「さしすせそ」で気持ち良くなってしまうのか 世界で進む「性的同意」の議論。俺たちはその意味を理解できているのか 3 私たちはすれ違ってすらいないのかもしれない――コミュニケーションと聞く力 「男をひと括りにするな!」から進むために 我々が“聞ける男”になるために必要なこと 「コロナ離婚」の背景にある絶望感の正体 私たちは“すれ違ってすらいない”のかもしれない 4 生理が〝自己責任〟になってしまうディストピア――強固な男性優位の社会構造 田嶋陽子が再ブーム。“日本でいちばん誤解されたフェミニスト”はこんなにカッコ良かった エロ本の作り手にお話を伺う中で見えてきた巨大構造 生理が“自己責任”になってしまうディストピア doing偏重社会に生きる私たちに突きつけられた“ミラー小説” 「子どもを産まなかったほうが問題」は失言ではない。現政権の本音だ 「夫婦別姓は犯罪が増える」というトンデモ発言は“男性特権”が生んだ無知の末路 5 加害者性に苦しむ男たち――抑圧と孤独 女性の恋愛相談を聞きまくった結果、過剰に抑圧されるようになった私の性欲 “加害者性”に苦しむ男たち 内面の孤独 性欲は“本能”って言うけれど……男性にとって風俗とはどういう場所なのか 6 生まれたからにはまだ死ねない――beingから「私」へ 矛盾への恐怖と恋愛相談 「だったらひとりで生きればいいのでは?」と絶望される前に 家に一冊も本がなかった 自分を掘れば他者とつながる ぺこぱ“NEO優しい”の衝撃 「優しいのにおもしろい」という革命 笑いと脱力をもたらすbeingの世界――さくらももこ論 生まれたからにはまだ死ねない <店主(男性)推薦文> 子どもが産まれてから意識してフェミニズムやジェンダーの本を読むようにしています。 「うちの子は男の子だから関係ないかな」と思った人いませんか? 関係ないことないんです。これは完全に男性の問題です。 耳が痛かったり心が苦しかったりすることが書かれています。 我々、俺たちは大いに反省しましょう。 何百、何千年分の男性を代表して反省しましょう。 意識を変えましょう。 次の世代が少しでも楽に生きられますように。 清田隆之(桃山商事) 1980年東京都生まれ。文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。早稲田大学第一文学部卒業。これまで1200人以上の恋バナを聞き集め、「恋愛とジェンダー」をテーマにコラムやラジオなどで発信している。『cakes』『WEZZY』『QJWeb』『an・an』『精神看護』『すばる』『現代思想』『yom yom』など幅広いメディアに寄稿。朝日新聞be「悩みのるつぼ」では回答者を務める。桃山商事としての著書に『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)『生き抜くための恋愛相談』『モテとか愛され以外の恋愛のすべて』(共にイースト・プレス)、トミヤマユキコ氏との共著に『大学1年生の歩き方』(左右社)、単著に『よかれと思ってやったのに─男たちの「失敗学」入門』(晶文社)がある。
-
スズキナオ『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』
¥1,870
SOLD OUT
新刊書籍 スタンド・ブックス 2021年12月2日 四六変形判並製 308ページ これがスズキナオ流「生活史」 遠い場所への旅や、友達とのせわしない飲み会がまるで夢のよう。出歩けるのは近所ばかりだけど、ひとり海に行き、焚き火を見つめ、オンラインで友達とゆっくり話す。それでも元気でいれば、あと何回かぐらいは今日みたいな素晴らしい日がめぐってくるだろう。 話題作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』待望の続編。 【目次】 まえがき 第1章 元気でいれば、もう数回ぐらい今日みたいな素晴らしい日がめぐってくるだろう――近所 海を見に行くだけの午後 気軽に焚き火を楽しんでみる 友達の生い立ちから今までについてじっくり聞く 行ったことのない近所の喫茶店でコーヒーを飲む 近所の食堂で静かに昼ごはんを食べる 近所の中華料理店で贅沢してみる いつもの自分じゃないほうを選ぶ さっきまでいた場所を高いところから眺めてみる 憧れの“寿司折”を求めて散歩する 第2章 電車に乗った途端、さっきまで洋上にいたことがまるで嘘みたいに思える――旅 行くことができない山形に行った気分を味わう 山で汲んできた美味しい水で焼酎を割る 高尾山の山頂辺りで気楽にハシゴする 神戸・高取山は山茶屋の天国だった 「ちょっとそこまで」の気分で海を渡る せっかくUSJに行ったのに中に入れなかった人のために モリで突いて捕った魚をイカダの上で食べる「たきや漁」が夢のよう 熊本のセルフビルド温泉「湯の屋台村」は料理もうまいし温泉水もうまい 一軒の民宿を営むご夫婦だけが暮らす島――三重県志摩市横山へ 第3章 自分がいなかった場所のこと、自分がいなかった時間のことを、どうやったら今より身近に感じられるようになるんだろうか――調査 優しい味ってどんな味? ガチャガチャマシーンからつまみが出てくる飲み会を開催してみた 家の中のお気に入りポイント「俺んち絶景」を見せ合ってみる 私たちの7月20日――なんでもない日の夕飯の記録 4章 誰かが私に何かを話して聞かせてくれたことのありがたさと、私がそれをどれだけ聞こうとしてもひとりの人の内面には遠く及ばないという寂しさ――人 床に砂! 100年前の校舎で食べるジンギスカンの源流店 思わず通り過ぎてしまいそうな店ふくや串かつ店で1本70円の串かつを食べる 本当に美味しいホッピーを大阪で飲む 「家みたいな店」の店主にたっぷりと話を聞いた 90歳、いや89歳の字書き職人・松井頼男さんと最後に会ったときのこと あとがき
-
パリッコ『ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある』
¥1,870
SOLD OUT
新刊書籍 スタンド・ブックス 2021年7月2日発売 四六変形判並製 288ページ 日常のなかにまだこんな冒険が残っていたなんて テレビや新聞でも話題の「チェアリング」を提唱、いまやお酒カルチャー界の最重要人物である酒場ライター・パリッコ。 毎夜、酒場の暖簾をくぐる……そんな生活がコロナ禍で一変してしまった!! 酒場の代わりに通う場所は、生活に密着した身近な存在。 そう、スーパーマーケット。 日常にひそむ胸騒ぎも、胸を締めつけるノスタルジーも、すべてがここにあった。 どんな状況でも、わたしたちの《生活》はこんなにも楽しい。 「やってみなければわからないことをやってみた」エッセイ集。 【目次】 はじめに ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある シウマイ弁当の「筍煮」をお腹いっぱい食べたい! スーパーのオリジナルトートバッグのかわいさ ふだんと違うスーパーで、ふだんと違う魚を買ってみる 大人の自由研究「焼酎採集」 「寿司チャーハン」と「チャーハン寿司」 下赤塚フレッシュ・トライアングルの謎 さよなら離乳食カレー ホットサンドメーカーで1週間昼食焼き固め生活 業務スーパーの力で家焼鳥を店の味に近づけたい “あの”フライドチキン味ふりかけでコンビニチキンに魔法はかかる? フリースローサラダ 失われゆくアーケード商店街と突然のバーベキュー わざわざやってみる ごはんのおかずになる駄菓子をひたすら探す レシピカードに見つけたコレクション性 お汁がじゅわっと染みこむ食材王座決定戦 黄身なしゆでたまごを作って白身に感謝したい 池袋の中華スーパーで売ってるものがほとんどわからない パリッコの「東屋放浪記」~東久留米編~ 新しいワンタン麺 フレッシュフルーツ×酒の世界に無限の鉱脈があった 朝ごはんを外食にしてみる1週間 焼鳥×みそ汁=インスタントコンビニ鍋 “溶け映え”食材を探せ! 混浴温泉湯豆腐大作戦 家でも外でも「ポップアップテント」にとことんこもる 超フレッシュな縁起酒「立春朝搾り」を朝日とともに おわりに パリッコ(著) 1978年東京生まれ。酒場ライター、漫画家/イラストレーター、DJ/トラックメイカー、他。酒好きが高じ、2000年代後半より酒と酒場に関する記事の執筆を始める。著書に『晩酌わくわく!アイデアレシピ』(ele-king books)『天国酒場』(柏書房)『つつまし酒 懐と心にやさしい46の飲み方』(光文社新書)『ほろ酔い!物産館ツアーズ』(ヤングキングコミックス)『酒場っ子』(スタンド・ブックス)『晩酌百景 11人の個性派たちが語った酒とつまみと人生』(シンコーミュージック・エンタテイメント)、スズキナオ氏との共著に『のみタイム』(スタンド・ブックス)『“よむ”お酒』(イースト・プレス)『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)『酒の穴』(シカク出版)。
-
スズキナオ 『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』
¥1,892
SOLD OUT
新刊書籍 スタンド・ブックス 2019年11月1日 四六判変形並製 324頁 若手飲酒シーンの大本命、「チェアリング」の開祖、ウェブメディア界の真打ち、待望の初単著! 人、酒、店、旅……、現代日本に浮かび上がる疑問を調査し、記録する、ザ・ベスト・オブ・スズキナオ! 【目次】 まえがき 第1章 さっきまで隣にいた人がまったく関係ない人になって消えていくその瞬間がいつも不思議だーー人 東京―大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと 並んでも食べられないラーメン! 友達の家の「家系ラーメン」を食べてきた あなたの知らない「昼スナック」の世界 銭湯の鏡に広告を出した話 第2章 今、自分が居心地いいと思える場所を探して、少しでも長くその空間を味わって記憶しておけるように、きっとこれからも歩き回るのだーー店 芝田真督さんと変わりゆく神戸の町を飲み歩く 71歳のおじいちゃんが作るハンバーガーは全国3位 本当に営業中なのかわからない食堂「伊勢屋」のラーメンがうまい 東京ラーメン遺産 「福寿」の店主に会いに行く 廃車になったバスの中で絶品の和歌山ラーメンを食べてきた 第3章 目的地まで移動してる時というのは、人間にとって一番の許された時なんじゃないかーー旅 “たこせんべい”の楽園 明石~淡路島たこせんの旅 六甲山系の登山道を自力で整備した「えっちゃん」のモダン焼きを山頂で食べる 三重の離島にある「ロンク食堂」で旬の魚とゆるやかな時間を味わう 瀬戸内の海小屋で漁&自炊「四つ手網」体験記 ジャンボフェリーはもはや海上の酒場だ 第4章 偶然の出会いを活かし、半額肉だけで焼肉パーティーをやってみたら楽しいのではないかと、ふと思ったーー調査 スーパーの半額値引き肉だけで半額焼肉パーティー 「お鍋キュー」のひそかな楽しみ カップヌードルに入れるとおいしい“漬け物”を検証 「唐揚げ何個食べた?」レベルまで飲み代を厳密に割り勘する飲み会はどうか 第5章 この店で過ごす時間は、新型のスマホと違って並べば手に入るものではないのだーー酒 大阪の瓶ビールはどこまで安い? 大人の休日、動物園飲み 見慣れた風景が違って見える「チェアリング」の楽しみ 野毛の名酒場「武蔵屋」の最後の姿を見に行く 店選びを自分の父親に完全に任せるハシゴ酒 第6章 私が知らなかったこの町は、こうしていつもここにあった。私がいなかっただけだったのだーー散策 誰も知らないマイ史跡めぐり チャンスがなければ降りないかもしれない駅で降りてみる としまえんに行ったけど入れなかった人のために ディズニーランドに行ったけど入れなかった人のために 終電を逃したつもりで朝まで歩いてみる 名前のないラーメンを探して あとがき スズキナオ 1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。 WEBサイト『デイリーポータルZ』『メシ通』などを中心に執筆中。 テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。 パリッコとの共著に『酒の穴』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)がある。本書が初の単著書となる。
-
パリッコ/スズキナオ(編著) 『のみタイム 1杯目 家飲みを楽しむ100のアイデア』
¥1,650
SOLD OUT
新刊書籍 スタンド・ブックス 2020年8月5日 A5変形判 並製 132ページ カバーイラスト:石山さやか ロゴ:スケラッコ 若手飲酒シーンを牽引する人気ライターのパリッコ(『酒場っ子』)とスズキナオ(『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』)が編集、執筆を務める飲酒と生活の本『のみタイム』をはじめます。お酒と一緒に、とにかく楽しく、何からも自由に、小さくも確かで幸せな時間、風景の中にある本を目指して。 1杯目は100頁以上にわたり「家飲みを楽しむ100のアイデア」について考えました。日常を楽しくする、使えるアイデアが満載! 【目次】 家飲みを楽しむ100のアイデア パリッコ/スズキナオ/泡☆盛子/古賀及子/たけしげみゆき/玉置標本/山琴ヤマコ ラズウェル細木 酒場の隅隅 唐辛子&山椒の容器 夢眠ねむ 夢眠ねむのミニ缶日和 最近ハマっている「チメク」で飲もう! 清野とおる 「アレ」でコロナに勝った(気がした)話 今野亜美 これ飲んだら本気出す。 最強のテイクアウト飲み。豚の珍味で一杯。 香山哲 将来の集落 その6割は水 平民金子 東出町の魯山人 平民金子味道 「サッ」と「ポロ一番」 イーピャオ 豆記事アソートパック メテオ 僕の腸 1杯目CONTRIBUTOR パリッコ(編著) 1978年東京生まれ。酒場ライター、漫画家/イラストレーター、DJ/トラックメイカー、他。酒好きが高じ、2000年代後半よりお酒と酒場に関する記事の執筆を始める。著書に『酒場っ子』(スタンド・ブックス)『つつまし酒 懐と心にやさしい46の飲み方』(光文社新書)『ほろ酔い!物産館ツアーズ』(ヤングキングコミックス)『晩酌百景 11人の個性派たちが語った酒とつまみと人生』(シンコーミュージック・エンタテイメント)、スズキナオ氏との共著に『酒の穴』(シカク出版)『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)『“よむ”お酒』(イースト・プレス)など。 スズキナオ(編著) 1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』『メシ通』などを中心に執筆中。テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』(スタンド・ブックス)、パリッコとの共著に『酒の穴』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)がある。
-
寺尾紗穂『天使日記』
¥2,420
SOLD OUT
新刊書籍 スタンド・ブックス 2021年12月23日発売 四六判上製 320ページ 自分の中の子供。目に見えぬもの。聞こえない声。長女が天使に出会った日から始まった、まぼろしのようでいて、確かな日々の記録。 唯一無二の音楽家・文筆家による言葉の到達点。エッセイ49編。 「目に見えるもの以外あるわけない、という断定は、シュタイナーが説いたように理想主義の否定でもある。人が今あるもの、手でつかめるものしか信じられなければ、愛がいったい何であるかも捉えることはできないし、世界をより良く変えていくこともできない。自分には聞こえていない声があり、見えていない世界があるかもしれないと振り返ること、まっさらな心で自然に向き合い、人に向きあうこと。現代を生きる私たちがそれを忘れ、何かに流されるように生きているのだとしたら、立ち止まりたいと思う。そのことにすでに気づいた人々にならって、私は人と一緒に生きたい、と思う」(「あとがき」より) 目次 Ⅰ 子供でいること 北へ向かう スーさんのこと 目に見えぬものたち 歌とジェンダー 遠くまで愛す 霧をぬけて 闇と引力 天使日記 Ⅱ あくたれラルフ 馬ありて タレンタイム モンゴル民謡 それでも言葉は優しくひびいて 聞こえざる声に耳を澄まして 市子さんとモランのこと おあずけの抒情 矢野顕子の童謡 異端者の言葉 ブラジル移民をめぐって――水野龍からブラジル版五木の子守唄まで パラオ再訪 Ⅲ 山形 カブのわらべうた/吉野 大蔵神社/飯塚 炭鉱の光/足柄 金太郎の周辺/赤穂 海を眺めて/札幌 父の残像/福岡 降り止まぬ雨/今村 キリシタンの教会にて/本郷 アイヌと大神/滋賀 「売国」という言葉/会津 たよりないピアノを前に/名古屋 再会/私への旅/周防大島 尊厳と能動性/東京 ここには居ない誰かについて/ソウル こんなところで子供を産めない/大阪 「あかるさ」へ向かう/阿賀 新潟水俣病/鎌倉 墓参り前後のこと/金沢 ローレンス/阿賀 富と貧しさ/パラオ ひとまずおく/札幌 奥井理ギャラリー/モンゴル シベリアマーモット/玉川上水 あるダンサーの話/長島 愛生園/東京 山谷ブルース/大阪 そのままを認める/東京 コロナ あとがき 寺尾 紗穂 (テラオ サホ) (著) 音楽家。文筆家。1981年11月7日東京生まれ。大学時代に結成したバンドThousands Birdies’ Legs でボーカル、作詞作曲を務める傍ら、弾き語りの活動を始める。2007年4月、ピアノ弾き語りによるメジャーデビューアルバム『御身』(ミディ)が各方面で話題になり、坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。大林宣彦監督作品『転校生 さよならあなた』(2007年)、安藤桃子監督作品『0.5ミリ』(2014年/安藤サクラ主演)の主題歌を担当した他、CM、エッセイの分野でもなど活躍中。新聞、ウェブ、雑誌などで連載を多数持つ。2009 年よりビッグイシューサポートライブ「りんりんふぇす」を主催。坂口恭平バンドや、あだち麗三郎、伊賀航と組んだ3ピースバンド「冬にわかれて」でも活動中。2021年、「冬にわかれて」および自身の音楽レーベルとして「こほろぎ舎」を立ち上げる。 著書に『評伝 川島芳子』(2008年3月/文春新書)、『愛し、日々』(2014年2月/天然文庫)、『原発労働者』(2015年6月/講談社現代文庫)、『南洋と私』(2015年7月/リトルモア)、『あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々』(2017年8月/集英社)、『彗星の孤独』(2018年10月/スタンド・ブックス)、編著に『音楽のまわり』(2018年7月/音楽のまわり編集部)がある。
-
寺尾紗穂『彗星の孤独』
¥2,090
SOLD OUT
新刊書籍 スタンド・ブックス 2018年10月16日 四六判 仮フランス装 320頁 「遠くて遠い」父、娘たちのぬくもり、もう会えない人と風景。日常を、世界を、愛おしく、 時には怒りにも似た決意を持って綴る。唯一無二の音楽家・文章家による待望のエッセイ集。 【目次】 Ⅰ 残照/愛し、日々/御身/風はびゅうびゅう/青い夜のさよなら/楕円の夢/たよりないものために Ⅱ あれが恋だったとは思わない/ある一日の話/カラスの話/ダンゴムシの話/ぶらぶらしているおじさんたちの話/インコの話/帰ったら犬がいた話/呵責/丼のあたたかさ Ⅲ Zinesterの夜/FMヨコハマに行った日のこと/河童は死んでいない/原発と私/犀の角/せめて鳳仙花の種を一粒/「言葉以前」の人々のように Ⅳ 高知 心の調律師/長野 無言館/高知 ちょうちょう/東京 来てみりゃ八丈は情け島/沖縄 軍用地ローン/高知 カフェ パウリスタ/パラオ ジャングルの防空壕/熊本 日本の中の異国/高知 批判された南米移住/富山 姥石探索/山形 ボインの神様/福島 フクロウ信仰/宮城 石神さま/広島 言葉はいらない/高知 戦中の上林暁/千葉 なんの場所かわからない場所/鳥取 私の神様/大阪 安藤さんの部屋/宮崎 戦争と銃剣道/高知 ネオニコチノイド/東京 野口英世の顔/兵庫 手におえないもの/埼玉 ビワと雀/長野 夭折者の音楽/福岡 先入観と現場/広島 原爆孤児を助けたヤクザ/岐阜 風の神様/北海道 旭川のパラオ/愛媛 主張と主張の間をぬう/高知 ハンガーとハレルヤ/宮城 芭蕉の見た燈籠/京都 密やかに学ぶ/沖縄 和して同ぜず/長野 程度の問題/千葉 変革は静かに進む/ひとりの祈り Ⅴ ふたつの彗星――父・寺尾次郎の死に寄せて 長いあとがき 寺尾 紗穂(著) 音楽家。文筆家。1981年11月7日東京生まれ。2007年ピアノ弾き語りによるアルバム『御身』が各方面で話題になり、坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。ソロアルバム『愛し、日々』『御身』『風はびゅうびゅう』『愛の秘密』『残照』『青い夜のさよなら』『楕円の夢』『私の好きなわらべうた』『たよりないもののために』をリリース。並行して伊賀航、あだち麗三郎と結成したバンド「冬にわかれて」の始動、坂口恭平バンドにも参加。映画の主題歌提供、CM音楽制作やナレーション、エッセイやルポなど、活動は多岐にわたる。新聞、ウェブなどで連載を持ち、朝日新聞書評委員も務める。著書に『評伝 川島芳子』『愛し、日々』『原発労働者』『南洋と私』『あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々』、編著書に『音楽のまわり』がある。