ながいひるは岡山市の古本など屋です。ちょっとだけ新刊書籍もあります。
「NEW」のラベルが付いているものが新品商品で、他は中古商品です。
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『ながいひる店主の日記 vol.47 2025年6月1日(日)~2025年6月30日(月)のこと』※人々の日記
¥400
コピー本 A5サイズ 約13,000字 手作業で作っています 不備がありましたらお知らせください ※最新号は400円、バックナンバーになると500円になります 【ながいひる店主/きむらまこと】 1982年7月、倉敷市児島生まれ。高校を出てからの8年半を神戸市の学校、マーガリン工場、レコード屋などで過ごしてから帰郷。4年間でお金と本を貯めて2013年10月2日から古本屋。妻と子どもの3人で賃貸マンションに暮らしている。人の顔と名前を覚えるのがすごく苦手。バスケが好きだけど手足が短い。腰が痛いし肩が凝る。とにかく首が冷える。
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もち/ませり『遠影と近影』
¥1,500
新品ZINE 2025年6月1日 B6判 170ページ 【内容】 『遠影と近影』は中学時代に交換日記をしていた二人が、二十年ぶりに再会して作った本です。 日記形式で綴る持論22編と、それぞれの海外旅行記を2編を収録。昭和と令和の狭間で生きる世代の二人が綴る内容は、 当時のようにリアルタイムで交換日記をしているわけではないはずなのに、少しずつ交差し共鳴します。 各々の立てる問いとその姿勢が、同じ時代に生きる誰かにも届けば幸いです。
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『〈クィア・スペース〉#01』
¥800
新品ZINE 2025年6月 A5 モノクロ 48ページ 【ステイトメント】 はじめまして。 このたび、【わたしたち】は、〈クィア・スペース〉というzineを編みました。 【わたしたち】は、「非規範的な性/生をいきる人々」という意味を包含する「クィア(queer)」という語を手掛かりに、生きのびるための言葉や居場所を探す途中で出会いました。 〈クィア・スペース〉は、クィアな/クィアとしての生き方・考え方、そして等身大の思いを綴り、アーカイヴしていくための場所です。 様々に存在するクィアな生が不可視化されてきたこの社会で、頼りないけれど切実な個々の経験や人生を、どこかにそっと残せたらと試みています。 この寄る辺なく漂うスペースからの発信が、時間や場所を超えて【あなた】に届きますように。 【目次】 はじめに わたしにとっての〈クィア・スペース〉 〈書評〉岩川ありさ「僕と自分を呼ぶことが義務づけられた私」ずっと、こんな話がしたかった/一光海 〈えにっき その1〉おにぎり回顧録/洋梨の妖精 〈エッセイと写真〉陽のあたる部屋の夜から/霞陽 〈エッセイ〉ロシアンルーレットで戯れる鬱とクィア⚠️/るいす 〈えにっき その2〉おにぎり回顧録 /洋梨の妖精 〈詩とエッセイ〉being/doing as〈エイリアン〉ことばを探す、から、つくる、へ/依趣 〈編集後記〉このzineができるまで/一光 海 〈付録〉G/S勉強会年表と文献リスト /Zaki・るいす おわりに/依趣 著者一覧と巻末コメント ⚠️この文章は、家族との食事に関わるトラウマとパニック発作の描写を含みます。
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冬雨千晶『西から枝へ vol.13 25.3.22 to 25.6.13』※人々の日記
¥400
コピー本 A5サイズ 35ページ 日記です 【冬雨千晶】 1996年9月16日生まれ。玉野市出身。 岡山市在住。 詩を書いています。 https://winterain.jp/
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ヌ『ヌもしてみむとてする日記 2025-2~5月・ヌちゃん就職によりいよいよ日記の書けなさが極まった4ヶ月合併号』※人々の日記
¥400
コピー本 A5サイズ 14ページ ヌ 怪獣。最寄りのコンビニまで徒歩1時間の山裾に暮らすかわいい狸。牡羊座。立てばしんどい・座ればつらい・歩く姿はもうだめだ。
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佐川恭一『人間的教育』
¥2,200
新刊書籍 太田出版 2025年6月3日 260ページ 四六判並 「Quick Japan」文芸レーベル「QJ Novels」創刊。 第一弾は、佐川恭一さんです。 なぜ働かなくてはいけないのか―― すべての大人の心を抉る、不遇の天才・佐川恭一の“アンチ労働小説“傑作選。 正直、面白すぎて、佐川恭一という存在に嫉妬!!!! ――三宅香帆(文芸評論家) 自分の分身を読んでいるような、生きることを肯定されるような感覚になった。 ――押見修造(漫画家) どうしようもなく惨めで情けない人間を愛し、競争社会の欺瞞を暴く文芸界の鬼才・佐川恭一。そのディープで人間臭い魅力をこの一冊に!受験・学歴と童貞のルサンチマンを描いてきた佐川恭一による「アンチお仕事小説」8篇を収録。電子書籍で人気を集めた「ナニワ最狂伝説ねずみちゃん」、小説すばるで話題となった「ジモン」「万年主任☆マドギュワ!」など社会人の悲哀をブラックユーモアたっぷりに描く傑作短編集。 目次 「受験王死す」 「最高の夏」 「ナニワ最狂伝説ねずみちゃん」 「ジモン」 「職、絶ゆ」 「ターシルオカンポ」 「万年主任☆マドギュワ!」 「はじめての土地」(書き下ろし) 解説:樋口恭介「たとえば僕らがまだ、競争と勝利に取り憑かれているなら」 佐川恭一(著) 滋賀県出身、京都大学文学部卒業。2012年『終わり なき不在』でデビュー。2019年『踊る阿呆』で第2回 阿波しらさぎ文学賞受賞。著書に『無能男』『ダム ヤーク』『舞踏会』『シン・サークルクラッシャー 麻紀』『清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガ チってみた』『ゼッタイ!芥川賞受賞宣言〜新感覚 文豪ゲームブック~』『就活闘争20XX』『学歴狂の詩』など。
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『ながいひる店主の日記 vol.46 2025年5月1日(木)~2025年5月31日(土)のこと』※人々の日記
¥500
コピー本 A5サイズ 約15,000字 手作業で作っています 不備がありましたらお知らせください ※最新号は400円、バックナンバーになると500円になります 【ながいひる店主/きむらまこと】 1982年7月、倉敷市児島生まれ。高校を出てからの8年半を神戸市の学校、マーガリン工場、レコード屋などで過ごしてから帰郷。4年間でお金と本を貯めて2013年10月2日から古本屋。妻と子どもの3人で賃貸マンションに暮らしている。人の顔と名前を覚えるのがすごく苦手。バスケが好きだけど手足が短い。腰が痛いし肩が凝る。とにかく首が冷える。
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『=Personal Vol.5 選挙の中の人』
¥300
新品ZINE <<ジェンダー>> <<性>> <<SRHR>> <<フェミニズム>> <<政治>> <<家族>> 地方都市在住20代主婦 N=1の所感 知れば 知るほど 救われる思いがしていたけれど 今は 苦い気持ちになることが増えた 怒りにはしない 悲しみにもしない 淡々と 飄々と していたい
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品品(ex.世田谷ピンポンズ)『品品喫茶譚Ⅳ』
¥1,430
新品ZINE 品品堂 2025年5月 97ページ B6サイズ 並製本 デザイン・DTP: 輪佳 暇さえあれば喫茶店に行く。 フォークシンガー・品品(ピンポン)による日々の記憶と喫茶店訪問譚。 大好評の随筆シリーズ第四弾。 品品(ピンポン) フォークシンガー。 吉田拓郎や70年代フォーク・歌謡曲のエッセンスを取り入れながらもノスタルジーで終わることなく、「今」を歌うそのスタイルは「六畳半フォーク」と呼ばれる。 2024年10月、「世田谷ピンポンズ」から「品品」へ改名。 http://setapon.boy.jp/
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にたないけん 詩集『いかだで銀河』
¥2,000
新品ZINE(詩集) 2021年に自費出版した詩集の新装版 手製本 2色展開(ランダムに発送します) ブックカバー付き にたないけん 1984年生まれ。 東京都葛飾区立石在住。 ひとりで歌とギターとハーモニカ。 高校生からずっとドラムを叩いていたが、2008年アコースティックギターを買って歌をつくって歌いはじめる。 ライブ演奏をするようになる。 都内でも地方でもライブハウスでも飲み屋でもどこでも歌うようになる。 いついきなりきみとであってもいいように ぼくはきょうもちいさな歌をじゅんびしている この歌はしらない街をあるくための靴にもなるし ゆうだちから身をまもるためのおおきなはっぱにもなる ばけネコがいやがる音をだす笛にだってなるし いつだったかの夜あけのあまくこげたこおひいにだってなる かなしまないでポーラ そんなことはぼくにはいえない うんとかなしんで それからそのきみがもってきた ちぢんだてのひらにあるものを くしゃくしゃにまるまったものを ぼくの歌ととりかえっこする日がいつかくるよ http://blog.livedoor.jp/nitanaiken/
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『ながいひる店主の日記 vol.45 2025年4月1日(火)~2025年4月30日(水)のこと』※人々の日記
¥500
コピー本 A5サイズ 約19,000字 今月号の主なトピック ・子どもが小学校に入学 ・友だちと四ツ手網漁に行ってきた 手作業で作っています 不備がありましたらお知らせください ※最新号は400円、バックナンバーになると500円になります 【ながいひる店主/きむらまこと】 1982年7月、倉敷市児島生まれ。高校を出てからの8年半を神戸市の学校、マーガリン工場、レコード屋などで過ごしてから帰郷。4年間でお金と本を貯めて2013年10月2日から古本屋。妻と子どもの3人で賃貸マンションに暮らしている。人の顔と名前を覚えるのがすごく苦手。バスケが好きだけど手足が短い。腰が痛いし肩が凝る。とにかく首が冷える。
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佐々木ののか、しいねはるか『ほんとうは、どうしたい? ー他の誰でもない、この人間を生ききることー』
¥1,540
新刊書籍 地下BOOKS 2025年5月 文庫 180ページ 装画:朝光ワカコ 二人の文筆家による往復書簡とエッセイ。といっても、もともと仲良しの二人ではありません。面識はない。住む場所も、歩んできた道も違う二人。共通していたのは、それぞれの生きづらさに向き合ってきたこと。 愛とは。仕事とは。表現とは。生きるとは。 二人だけで始まった実験的な書簡のやりとりは、互いに影響を与え合い、やがてそれぞれに変化をもたらします。 書簡のやりとりを経た二人は「お互いにとって書かざるを得ないもの」「自分の人生に大きな影響を与えたもの」をテーマにエッセイ・物語を執筆。 生きることのコアに柔らかく触れる、5つの書簡と各8編のエッセイ・物語。ちいさなかくめいの本。 ■目次 1.第一便 きっかけ 2.第二便 表現 3.第三便 恋愛 4.第四便 仕事 5.ちいさなかくめいのはなし(二人によるエッセイ・物語 各8編) 6.第五便 変化 ◼️著者 佐々木ののか 文筆家・狩猟者。北海道の山の麓で、馬一頭、猫二匹、人間の子ひとりと暮らしながら文章を書いています。 著書に『愛と家族を探して』『自分を愛するということ(あるいは幸福について)』(ともに亜紀書房)。 しいねはるか ZINEをつくること、音楽活動、ライフワークがつながり合い、地下BOOKSより『未知を放つ』を上梓。 東京での暮らしを経て、現在は人里離れた集落で小屋暮らし。風通しのよいからだ、こころ、里山に手間を かけ育てていく仕事&生活の実践中。
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しいねはるか『未知を放つ』
¥1,500
新刊書籍 地下BOOKS 2021年6月 B6判 215頁 魂の書、小野寺伝助『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書』 (https://nagaihiru.theshop.jp/items/14984665) の地下BOOKSからの二冊目です! 以下、地下BOOKSの公式ページより引用 ”普通”に迎合しようとしてみても、心身がついてこない。 既成の概念にとらわれず、未知に自己を放ってみると、いびつな欠点は生きるためのギフトに変化していった。 『未知を放つ』は、コンプレックスを煮詰めた著者による生活の奮闘記であり、ちいさな実験の記録であり、愛とユーモアと脇汗が染み込んだノンフィクションエッセイ。 The personal is Political(個人的なことは政治的なこと)という言葉が、堅いスローガンとしてではなく、日常の実感としてなんとも優しく感じられるパンク的名著です。 ⬛️目次 1.婚活 棚ぼたとコンプレックス 2.家族 固定観念から自由になる介護 3.終活 イエーイをうつした遺影 4.分断 葛藤と脇汗の先に見えた景色 5.生活 いびつで文化的な最高の生活 ⬛️著者:しいねはるか 一九八一年生まれ。心身の不調和をキッカケに、二〇〇七年より整体をベースにした仕事を開始。身体と頭とハートを使ってここちよい心身を育てたい方のお手伝いをしています。バンドGORO GOLOやソロ名義での音楽活動を行う傍ら、一人一人の物語を紡いだZINE「tonarinogofuzine」の刊行を継続中。一人一人がそれぞれのまま、楽しく無理なく力を合わせられるような世界に住みたいと思っている。
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夕暮宇宙船『小さき者たちへ』
¥1,100
新品ZINE(漫画) 地下BOOKS 2024年4月 A5判 76ページ イスラエルによるガザへのジェノサイド攻撃が始まった2023年10月7日。その約2ヶ月半後にWeb上で発表され、X(旧Twitter)等で大きな反響を呼んだ作品に追加原稿を加えた完全版。 遠くの国で続く凄惨な戦争と、あいも変わらず続いてく日常。矛盾だらけでなにもできない自分。葛藤を重ね、無力感に身悶えし、それらを振り払わず思考し続けた先に放たれた、誠実で正直な言葉達。 国家、為政者、資本家、大企業。大きな者に翻弄され、葛藤を抱えながら暮らす全ての「小さき者たち」へ捧げるパンク的漫画です。 【あらすじ】 大好きな祖母の手術が無事に終わったその夜、ジェノサイド攻撃を受けているパレスチナの実情を知った。「親イスラエル企業への不買運動」が話題になっている。一刻も早くツイートするなり、ストーリーに載せるなりして「自分も何かを言わなくちゃ」。そんな焦りと共に去来する、無知で無力な自分への嫌悪感。答えの出ない逡巡を経た著者はあることをきっかけに奮い立ち、祈りを込めて漫画を描くことを決意する。
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小野寺伝助『クソみたいな世界で抗うためのパンク的読書』
¥935
新品ZINE 地下BOOKS 2023年8月 A5サイズ 82ページ 2018年刊行の『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書(https://nagaihiru.theshop.jp/items/14984665)』の続編です。2019年〜2022年までのH.A.Bノ冊子(H.A.B)やPOPEYEWeb(マガジンハウス)での連載、KKV Neighborhoodへの寄稿に、書き下ろしを加えた全31編。 単純なブックガイドという枠を超え、「ユニティ」「D.I.Y」「反差別」「NO WAR」「NO FUTURE」「REVOLUTION」など、考え方やライフスタイルとしてのパンクに通ずる良書を紹介することで、クソみたいな世界で抗い、生きづらい現代にツバを吐いて軽やかに生きるためのパンク的価値観が提示されています。 前著の刊行から約5年。ますますクソみたいになっていく世界をどうにか「生き抜く」のはもちろん、クソみたいな世界に「抗いたい」という気持ちがタイトルに込められています。 ■目次 1.UNITY 「共に在ること」で抗う 2.D.I.Y 「自分自身」で抗う 3.ANTI RACISM 「知識」で抗う 4.NO WAR 「言葉」で抗う 5.NO FUTURE 「いまここ」で抗う 6. REVOLUTION 「世界を変える」で抗う ■紹介している書籍 『チョンキンマンションのボスは知っている』小川さやか『「国境なき医師団」を見に行く』いとうせいこう/『壁の向こうの住人たち』A.R.ホックシールド/『聖なるズー』濱野ちひろ/『はずれ者が進化をつくる』稲垣栄洋/『ドブロクをつくろう』前田俊彦/『怠惰の美徳』梅崎春生/『結婚の奴』能町みね子/『説教したがる男たち』レベッカ・ソルニット/『ヒロインズ』ケイト・ザンブレノ/『何が私をこうさせたか』金子文子/『フライデー・ブラック』ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー/ 『もうひとつの青春 同性愛者たち』井田真木子/『ある奴隷少女に起こった出来事』ハリエット・アン・ジェイコブズ/『牛乳配達DIARY』INA/『テヘランでロリータを読む』アーザル・ナフィーシー/『生き延びるための思想』上野千鶴子/『何でも見てやろう』小田実/『ビリー・リンの永遠の一日』ベン・ファウンテン/『ガザに地下鉄が走る日』岡真理/『脇道にそれる』尹雄大/『ベルリンうわの空ウンターグルンド』香山哲/『現代思想入門』千葉雅也『急に具合が悪くなる』宮野真生子・磯野真穂/『気流の鳴る音』真木悠介/『むしろ、考える家事』山崎ナオコーラ/『うしろめたさの人類学』松村圭一郎/『人新世の「資本論」』斎藤幸平/『ブルシット・ジョブ』デヴィッド・グレーバー/『LONG WAY HOME』カナイフユキ/『ナナメの夕暮れ』若林正恭 小野寺伝助 おのでら・でんすけ|1985年、北海道生まれ。会社員の傍ら、パンク・ハードコアバンドで音楽活動をしつつ、出版レーベル<地下BOOKS>を主宰。著書に『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書』。 https://note.mu/hopeonodera
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小野寺伝助 『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書』
¥825
地下BOOKS 2018年10月 初版発行 横:約14.8cm 縦:約21cm 厚:約0.5cm(82ページ) 新品ZINE(自主製作本)です。中古商品ではありません。 自身が立ち上げた出版レーベル「地下BOOKS」第一弾。2018年発売。 パンクの価値観に基づいたテーマ(DIY、NO WAR、ローカル、ユニティ、はみ出す、破壊と構築、衝動など)から良書を読み解いたブックガイドです。 パンクはただの音楽ジャンルにとどまらず、ライフスタイルや哲学としとの側面があります。 むしろ、その精神性こそが重要だったりします。 そのパンクの精神性を、音楽としてのパンクとは一見無関係の作家の本の中から見出し、パンク的価値観に基づいて紹介する。そんな本です。 原稿は、2014年から四年間、ライブハウス早稲田zone-Bが毎月配布しているフリーペーパー「UNDEAD NEWS」にて連載していたコラムの内容を加筆・修正したものです。 【目次】 第1章「はみ出す」 「うらおもて人生録」著:色川武大 「アナキズム・イン・ザ・UK 壊れた英国とパンク保育士奮闘記」著:ブレイディみかこ 「断片的なものの社会学」著:岸政彦 「ガケ書房の頃」著:山下賢二 「エリック・ホッファー自伝 構想された真実 」著:エリック・ホッファー 第2章「D.I.Y精神」 「檀流クッキング」著:檀一雄 「あしたから出版社」著:島田潤一郎 「圏外編集者」著:都築響一 「ゼロからトースターを作ってみた結果」著:トーマス・トウェイツ 「壊れた世界で”グッドライフ”を探して」著:マーク・サンディーン 「夜と霧」著:ヴィクトール・E・フランクル 第3章「NO WAR」 「街場の戦争論」 著:内田樹 「憲法九条を世界遺産に」著:太田光・中沢新一 「ぼくらの民主主義なんだぜ」著:高橋源一郎 「一九八四年」 著:ジョージ・オーウェル 「バカボンのパパと読む「老子」」 著:ドリアン助川 「あの素晴らしき七年」著:エトガル・ケレット 第4章「ローカルとユニティ」 「「消費」をやめる 銭湯経済のすすめ」著:平川克美 「新宿駅最後の小さなお店ベルク」著:井野朋也 「怪しい交遊録」阿佐田哲也 著 「サードウェーブ・コーヒー読本」 著:茶太郎豆央 「田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」」著:渡邉 格 第5章「破壊と構築」 「サンショウウオの明るい禅」著:玄侑宗久 「いのちの食べ方」著:森達也 「学校で教えてくれない音楽」著:大友良英 「勉強の哲学 来るべきバカのために」著:千葉雅也 第6章「衝動と行動」 「快楽主義の哲学」著:澁澤龍彦 「へろへろ」著:鹿子裕文 「生きているのはひまつぶし」著:深沢七郎 「人間滅亡的人生案内」著:深沢七郎 「モモ」著:ミヒャエル・エンデ 小野寺 伝助 1985年生まれ。パンク・ハードコアバンドv/acationにてドラム、ffeeco womanにてギター。ZINE「government issue」にて編集長。 https://note.mu/hopeonodera
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せきしろ『宇宙の果てには売店がある 生活感のあるSF掌編集』
¥1,980
新刊書籍 シカク出版 2025年4月 B7サイズ 256ページ 《その星の空は保温しすぎたご飯のような色をしていた。 》 《アンドロイドとの飲み会。アンドロイド達が僕にはわからない「アンドロイドあるある」で盛り上がっている。 》 《月の裏は見たことはあるが、新幹線の車窓から見える大きな看板の裏はまだ見たことがない。 》 《年老いた親のためのタイムマシンはボタンが大きくて操作が簡単だ。 》 自由律俳句と妄想文学の名手、せきしろの新境地! 短編小説より短く詩歌よりも長い、「ショートショートショート」とも呼べる作品群によって切り取られた、もうひとつの世界の生活と郷愁。 数行で完結する超掌編の連作約180編と、数ページの掌編11編を収録した、せきしろ初のSF小説集。 「せきしろさんが宇宙の石板みたいに読者へよこす掌編は、まったくもって僕がときめいたSFそのものであり、進化形であり結晶体であった。郷愁とセンスオブワンダーと、そして卓抜な笑いを備えていた。 SFはもうこれでいい。SFのSはせきしろのSであった。」 ――上田誠(ヨーロッパ企画)解説より ======目次====== 《超掌編連作》 宇宙に散らばる161個の断片 タイムマシンの経年変化 銀河鉄道の終電 《掌編》 2100年の眼鏡 / おもしろい話 / タイムマシン展 テレパシー / パラレルワールド / ブーケトス ループ飯 / 花言葉 / 見送る / 時間を止める 天才チンパンジー 《解説》 上田誠(ヨーロッパ企画) ======せきしろ プロフィール====== 1970年、北海道生まれ。作家、自由律俳句俳人。 主な著書に『去年ルノアールで』『バスは北を進む』『放哉の本を読まずに孤独』など。 近著に自由律俳句集『そんな言葉があることを忘れていた』。 また又吉直樹との共著に『カキフライが無いなら来なかった』『蕎麦湯が来ない』などがある。
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中村一般『僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ』
¥1,650
新刊書籍 シカク出版 2022年12月9日発売 132ページ フルカラー 街を歩き、立ち止まる。 いつかなくなってしまうものを、 ほんの一瞬でも強く 心に焼きつけるために。 2021年、気鋭のイラストレーター/マンガ家の中村一般が、2019年〜2020年に描いた日記マンガやイラストから選りすぐりをまとめた同人誌を自費出版。その後完売・増刷未定となっていました。 その幻の作品が、2022年視点の描き下ろしマンガを加えて甦ります。 2019年から2020年にかけてという、世界中が未知のウイルスの脅威に怯えていた不安定な日々の中で、著者が生活の中で出会い、確かな眼差しで書き残した「ささやかな景色」の数々がオリジナルに忠実なフルカラーで再現されています。 これからさらに表現の幅を広げて活躍していく著者の原点として、記憶に留められるであろう鮮やかな初期作品集です。 中村一般 1995年東京出まれ。主に書籍の装画、漫画を描く。趣味は散歩と読書。 著書に『ゆうれい犬と街散歩』(トゥーヴァージンズ)がある。
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大森悠平『岡山の妄想妖怪探し』
¥1,000
新品ZINE(漫画) 2024年2月 66ページ 新書判無線綴じ 目次 はじめに:1 尺塔塚の伝説:3 対面所の奇談:31 邑久郡の妖怪:52 その他:57 参考文献:65 『岡山の妖怪』(出版社名/絶版)という本があります。岡山に伝わる妖怪の伝承を紹介した本です。その中には、妖怪がいた場所を具体的に特定できそうな話もあります。 大森さんはその場所を探しに行きました。妖怪を目撃することはできませんでしたが、場所を特定したり、「どんな姿だったのだろうか」と妄想するのはとても楽しい経験だったそうです。本書は、その調査と妄想を漫画化したものです。 大森 悠平(著) 岡山出身、1996年11月8日生まれ。 お金がほしい。
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とれたてクラブ『なかよしビッチ生活』
¥1,870
新刊書籍 エトセトラブックス 2025年4月11日 A5判・並製 208ページ カバーデザイン:over and over magazine (saki・sohee、Kai Miyaki) 本文デザイン:とれたてクラブ・水上英子 恋愛は政治。 異性愛生殖至上主義にサヨナラ! からだにしみ込んだ「フツー」を脱ぎ捨てて、地獄なこの世であきらめずに生きていく。ビッチでクィアなフェミニスト・コミック。 (収録作) 失恋した超恋愛体質のユミコ、結婚前提で7年付き合った彼氏と別れたタマヨは、SNSのアジアBLドラマ界隈で出会い、意気投合してお隣に住んでいる。性愛・恋愛の関係ではないパートナーとしてqueenのような生活を共にするふたりだが、ある日ユミコが「セックスをしたいです」と切り出して……。(「なかよしビッチ生活」) アロマンティック、アセクシュアルのチィとマリ、ポリアモリーでシス男性の純。大切な人を守るため、異性愛婚姻生殖至上主義=恋愛をやってみたら⁉︎(「クィアざんまい」) ほか、番外編「ワタシってディーバディーバしてるから」「目ざせ!!DIVAに殺されない元カレ」も収録! とれたてクラブ 漫画家。代表作はフェミニズム漫画の金字塔『なかよしビッチ生活』(ZINE版2022、エトセトラコミックス版2025)や、『祈りとスキンケア』(2024)など。最近うんこと布染めにハマっています。
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『部落フェミニズム』熊本理抄 編著、藤岡美恵子・宮前千雅子・福岡ともみ・石地かおる・のぴこ・瀬戸徐映里奈・坂東希・川﨑那恵 著
¥2,640
新刊書籍 エトセトラブックス 2025年3月24日 四六判・並製 288ページ 装丁:福岡南央子(woolen) ないものとされてきた存在を可視化する、 部落女性9人による実践と思想。 婦人水平社100年の姉妹たちの歴史、レイシズムとしての部落差別、識字文集、聞き取り、自立生活運動、フェミニスト・カウンセリング、部落解放運動、在日朝鮮人運動、障害者運動、反差別運動、むらの「食」の記憶、地域・コミュニティ…… それぞれの経験を交差させながら掘り起こされる、生きのびるためのフェミニズム。 目次 編者まえがき 第1章 部落女性の「不可視化」とフェミニズム──レイシズムとしての無関心 /藤岡美恵子 第2章 祖母、母、わたしと婦人水平社の姉妹たち/宮前千雅子 第3章 私から、われわれ、そして私へとつながる物語/福岡ともみ 第4章 私が生きのびるための思想・生活・運動/石地かおる(聞き手:のぴこ+川﨑那恵) 第5章 私たちはここにいる/のぴこ 第6章 「食」の記憶に浮かびあがる部落女性たち──ある皮なめしのムラの聞き取りから/瀬戸徐映里奈 第7章 地域・コミュニティにとって「当事者」とは誰か?/坂東希 第8章 私たちが部落を語るために──部落に生きる者たちの系譜/川﨑那恵 第9章 不可視化への歴史的抵抗、主体と権利の奪還/熊本理抄 あとがきにかえた謝辞 熊本理抄(くまもと・りさ) 近畿大学人権問題研究所教員。人種、階級、ジェンダー、セクシュアリティが絡み合ってもたらす抑圧、その抑圧からの自由と解放を求める社会運動に関心がある。研究と運動の主たる現場は、日本、インド、米国、国連。主著に『被差別部落女性の主体性形成に関する研究』(2020年、解放出版社)がある。現在取り組んでいる活動と研究はもりだくさんで、隣保館を中心に行なわれる相談支援、学校における人権教育とジェンダー教育、主体性と関連するマイノリティ女性の学習と労働、同和対策事業等マイノリティを対象とした社会政策など。なかでもとくに聞き取りが大好き。生きてきた軌跡から社会構造に向き合いつづけたい。そしてものづくりが大好き。つぎの人生では職人になりたい。 藤岡美恵子(ふじおか・みえこ) 法政大学大学院非常勤講師(「国際人権論」を担当)。1980年代末から2000年代半ばまで国際人権NGO反差別国際運動(IMADR)で専従職員やプロジェクトコーディネーター。その後特定の団体には所属せずNGOと政府の関係、レイシズム、植民地主義の問題にとりくむ。主な論文に「Condemning J. Mark Ramseyer’s Paper “On the Invention of Identity Politics: The Buraku Outcastes in Japan”」(共著、The Asia-Pacific Journal Japan Focus, Volume 19, Issue 9, Number 8, 2021)。共著書に『終わりなき戦争に抗う』(新評論)など。植民地主義にもレイシズムにも正面から向き合って来なかった日本社会で〈反‐反差別〉が勢いを増す中、日本のレイシズムを解明する作業に微力ながら加わりたいと考えている。織物、刺繡が大好きな「布フェチ」。 宮前千雅子(みやまえ・ちかこ) 大学の非正規研究員と非常勤講師をしています。被差別部落に暮らしたことのない部落出身者。部落の外に、部落問題を含めた人権課題を語りあえるネットワークづくりをしたいと思い、活動してきました。ハンセン病問題やジェンダーの課題、性被害をなくすことにもかかわっています。興味があるのは、マイノリティの近代史。これまで歴史のなかに埋もれ、注目されてこなかったものをあきらかにしたい、そして差別を生み出し再生産する社会のしくみをあぶり出したいと思います。とりわけ最近は、部落女性の歴史をまとめるため奮闘中。100年前の女性たちと対話する日々です。中学生のときから阪神タイガースの大ファン。 福岡ともみ(ふくおか・ともみ) 1956年生まれ。人は人をなぜ差別するのだろうかという疑問を持ち生きてきた。1995年、沖縄少女レイプ事件に衝撃をうけ、親友と性暴力被害者やDV被害者のサポートを始める。1999年、DV被害者が加害者となった裁判に関わり、支援とは何かを考える原点となる。2013年、性暴力被害者支援センター・神戸の設立に参画。現NPO法人性暴力被害者支援センター・ひょうご理事、ウィメンズカウンセリング京都スタッフ/認定フェミニストカウンセリング・アドヴォケイター。共著『笑顔を取り戻した女たち マイノリティー女性たちのDV被害――在日外国人・部落・障害』(パド・ウィメンズ・オフィス、2007年)、『フェミニストカウンセリングの実践』(世界思想社、2010年)など。趣味は、いつのまにかインドア派。自他ともに認めるテレビっ子。 石地かおる(いしじ・かおる) 自立生活センターリングリング障害者スタッフ。24時間介助で地域での自立生活を実践中(私の介助者になりませんか?)。全国自立生活センター協議会ピア・カウンセリング委員会副委員長時代に全国の障害者にエンパワメントを伝える。40代半ばで女性であること、被差別部落にルーツがあることを自覚し、さらなるエンパワメントにチャレンジしている。 【大事に思っていること】優生思想撤廃、人権、差別をなくす取り組み、人とのつながり。 【好きなこと】食べること、料理、スーパー巡り、音楽、推し活、旅、パズルゲーム。 のぴこ 1983年生まれ。会社員、非婚出産、フェミ登山部。大阪市内の部落で、同和保育、解放子ども会に通い、小学生までを過ごす。制度から周縁化されたこと(すなわち“一般並み”から外れたこと)へ関心を向けてきた最近は、ジェントリフィケーションが進む釜ヶ崎の近くで小さなコミュニティスペースを友人たちと運営している。いつも心に反戦・反天皇制・反家父長制。自律・相互扶助・フェアネスが可能なあり方を模索中。 【好きな場所】本屋、飛行機、クロスバイク、おいしいコーヒーがあるところ、日常の営みが綴られたインターネット、フェミニストと登る山、Three chords and the truthを聞くことが出来るライブ。 瀬戸徐映里奈(せと・そ・えりな) 1986年関西生まれ。近畿大学人権問題研究所教員。父母の姓を並べて、名乗り始めて16年。名前は、朝鮮読みして「よんりな」と呼ばれることも。研究テーマは、いきものがたべものになり、胃袋に入るまでに生まれる様々な関係をマイノリティの食卓から考えること。特に在日ベトナム人にとっての食と農に注目し、そこから浮かぶ葛藤やつながりの創出、立場による権利の差を考察してきました。自分も耕す土を確保し、種を蒔き、食材を育てたい!と思い、近所によい耕作地を探し中(といいながら、数年経過)。移民・難民問題、在日朝鮮人運動と部落解放運動に関わりつつ、試行錯誤の毎日。 坂東希(ばんどう・のぞみ) 大阪公立大学教員。関心は、非行・犯罪臨床、トラウマからの回復、修復的司法、コミュニティづくりなど。非行や犯罪行動を有する少年・成人を対象とした教育プログラムの実践と研究に携わる。共著に『アディクションと加害者臨床』、『治療共同体実践ガイド』(いずれも金剛出版)など。和歌山市内の部落に生まれ、高校卒業までを過ごす。反差別国際運動(IMADR)で勤務した後、大阪大学大学院で非行・犯罪領域の心理臨床を学ぶ。同時期に出会った大阪府箕面市の北芝(本文参照)で胃袋をつかまれ、2011年からNPO法人暮らしづくりネットワーク北芝で6年ほど働く。瓶ビール、錆びた鉄、古い木箱、破れやほつれ、穴の空いた布に引き寄せられます。 川﨑那恵(かわさき・ともえ) 1983年大阪生まれ、京都で娘と2人暮らし。大学の事務職員。シェアキッチン&スペース「スウィングキッチンYour」運営メンバー。部落出身の両親のもとに生まれ、幼い頃父の故郷の部落で暮らす。大阪市立大学入学後、部落問題を学び始める。各地の部落やその他の社会問題(新潟水俣病など)の現場を訪問し、人と出会い腹を割って語り合う飲み会を重ね、標語「寝た子を起こして、仲良くごはん」を思いつく。2024年、同標語を題名にしたエッセイの連載を雑誌『エトセトラ』で開始。これから探究したいテーマは近代日本における部落差別と優生思想、家父長制イデオロギーの形成過程と関連性。暇を見つけては映画館での映画鑑賞・好きなミュージシャンのライブ鑑賞・友人たちとごはん会。
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エトセトラブックス編『エトセトラ VOL.12 特集:戦争をやめる』
¥1,540
新刊書籍 エトセトラブックス A5判・並製 144ページ 表紙デザイン:福岡南央子(woolen) 本文デザイン・組版:水上英子 2024年11月28日 「止(と)めようとしたのに」と、あとから言いたくない。 いま、ここで戦争を拒むフェミニストたちの意思表示号。 パレスチナへのジェノサイドはいまだ終わらず、ロシアのウクライナ侵攻は続き、日本は沖縄を破壊しつづけ、各地で軍事化を進めている。フェミマガジン12号目は、これまで戦争を記憶し記録し、共に生きるために暴力に抗ってきたフェミニストたちの行動と言葉を集める。 戦争と女性史、軍事化にとりこまれるジェンダー問題、アートや詩で闘う表現者たち、各地で反戦活動するアクティビストたちの連帯の可能性など。戦争と地続きでしかないこの日常において、それぞれの「反戦」をつなげる特集号。論考、エッセイ、インタビュー、読者投稿ほか。 目次 特集:戦争をやめる 【寄稿】 本山央子「新しい戦争の時代における軍事主義とフェミニズム」 小山田浩子「すいか、クフィーヤ」 ゆか「パレスチナ連帯キャンプ日記」 申知瑛(シン・ジヨン)小山内園子訳「『不在』としてのみ与えられた存在の場所から: フェミニズム作家ヨンミの〈済州島4・3事件とハルマンたちのことば〉」 清末愛砂「力による支配を否定する――平和的生存権・9条・24条のトライアングル平和憲法論」 伊藤春奈(花束書房)「学び直し(アンラーン)の出版運動」 女性史研究者・鈴木裕子の仕事が伝える「女性と戦争」 ・伊藤春奈(花束書房)「戦争責任から目を逸らさない」 ・鈴木裕子さんに訊く/鈴木裕子さん自薦・主要編著作 阿部小涼「主権から人権のほうへ」 【インタビュー】 森部聰子「福岡の女たちは、火曜日に街頭で戦争に反対する」 佐藤瑞枝「福岡で女たちの戦後を記録する」 【対談】 いちむらみさこ×ヴァル・リー「東アジアの島に住むアーティストたちは、暴力に抵抗するため想像する」 【詩】 小原麗子「鏡台に関する一章/野菊」 (解説)柳原恵「戦争と家父長制に抗う女(おなご)たち」 ロシア語詩 三編(高柳聡子選・訳) ダリア・セレンコ「死んで蒼ざめたロシアの花婿たち」 ガリーナ・ルインブ「無題」 リュドミーラ・ヘルソンスカヤ「無題」 (解説)高柳聡子「詩はわたしのトラウマである」 【版画】 魔女版画「戦争に抗う女たち」 【漫画】 小林エリカ「『女の子たち風船爆弾をつくる』新聞」 【レポート】 山本瑞穂「原爆、キリシタン、部落の歴史が刻まれた浦上を歩く」 【傍聴記】 小川たまか「エトセトラだから書ける傍聴記@那覇地裁」 【読者投稿】 あなたが最近不安に感じたこと ***************** 【読書会】 水上文・桜庭一樹・高井ゆと里・山崎ナオコーラ・松尾亜紀子「李琴峰『言霊の幸う国で』読書会」 【インタビュー】 クイミー・タンバコに聞く、エクアドルのフェミニズム――苦しんでいる女性がいるなら、なんのための闘いなのか(聞き手・まとめ 岩間香純) 【フェミレポート】 エリフ・エルドアン「トルコのフェミニストたちのフェミサイドとの闘い」 【寄稿】 中上曜子(フランクに書店)「踊る伊藤野枝とわたし」 岩崎眞美子「『不妊手術を選ぶ権利』になぜ私たちは動揺するのか」 石田郁子「何者かになる前に、私は私でしかないし、それで十分過ぎる。」 【連載】 「祖母の話」/#4 河原千春「時代を超えてつなぐ襷(たすき)」 「寝た子を起こして、仲良くごはん」川﨑那恵/第二回「『結婚差別』言説を問う」 「アート・アクティビズム」北原恵/〈100〉「終わらない戦争――キム・キョンファのアトリエを訪ねて(釜山)」 「北京会議の前と後〜SRHR30年の足跡を探して〜」福田和子/第三回:北京会議のあと、ジェンダー政策で失われたもの アーティストのフリースペース:堅田尚 私のフェミアイテム:碓井ゆい NOW THIS ACTIVIST:山本蓮 etcbookshop通信
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小川たまか特集編集『エトセトラ VOL.11 特集:ジェンダーと刑法のささやかな七年』
¥1,540
新刊書籍 エトセトラブックス A5判・並製 128ページ 表紙デザイン:福岡南央子 本文デザイン・組版:水上英子 2024年5月28日 110年ぶりとなった2017年の性犯罪刑法改正と、 根幹的な変化があった2023年の再改正。 その7年のあいだ、現場を見てきたライターの小川たまかとともに2つの刑法改正をふりかえり、 日本で性暴力とたたかい、改正を成し遂げた当事者、支援者、フェミニストたちの活動を記録に残す。 法曹、ジャーナリズム、研究、医療、性教育、表現、運動…etc.それぞれの場で 社会を変えようとしてきた声を集めた特集号。エッセイ、インタビュー、座談会、読者投稿など。 目次 特集:ジェンダーと刑法のささやかな七年 特集のはじめに 【座談会】 池田鮎美✕岩田美佐✕早乙女祥子「性被害者当事者たちの刑法改正とこの7年」 解説:2017年と2023年の刑法改正とは?(作成・小川たまか) 【寄稿】 寺町東子[法律に埋め込まれた家父長制・男尊女卑の地雷を掘り起こしてひっくり返す話」 仲岡しゅん「20年前の性暴力、闘い勝訴した女性とその弁護士の記録 」 河原理子「あなたに知ってほしいこと」 安田菜津紀「日本で、世界で、『支配する力』に抗うこと」 宮﨑浩一「男性の性暴力被害を研究して見えてきたもの」 池田祐美枝「性暴力のない世の中を目指して〜産婦人科医から見える性暴力を取り巻く社会の遍歴〜」 清水美春「一点突破、全面展開。びわこんどーむレボリューション。」 【対談】 太田啓子✕安發明子「子どもを守れていない、日本の社会を変えるために」 村田沙耶香✕小川たまか「私と誰かの性被害を書くときに、小説にしかできないこと」 【インタビュー】 方清子「いまに続く性暴力の出発点として――日本軍「慰安婦」への連帯運動を知る」 高里鈴代「沖縄で基地・軍隊の性暴力とたたかい続ける、被害者の声を聴き続ける」 上野さやか「沖縄がつなぐフラワーデモ」 【読者投稿】 あなたが「セックスとはなにか」を知ったのはいつですか? 特集のおわりに ***************** 【寄稿】 金城美幸「ガザ・ジェノサイドと女性への交差的暴力」 ナッタニチャー・レッククラー(福冨渉・訳)「わたしたちの愛が、家父長制を元首とする異性愛規範に飼い慣らされるのではなく、革命の如きものになりますように――同性婚法案制定直前のタイから」 【フェミ・レポート】 冷君暁「絶望と希望:中国の女権主義」 【エッセイ】 下村 沙季マリン「私たちのバーベルを強く握る方法」 【連載】 「編集長フェミ日記」2023年9月〜2024年4月 「祖母の話」/#3 紀愛 「きっと最高の討論相手になってくれたであろう함매(ハンメ)へ 」 「寝た子を起こして、仲良くごはん」川﨑那恵/第一回「春、大和川の思い出にあそぶ」 「アート・アクティビズム」北原恵/〈99〉「飯山由貴に聞く――国立西洋美術館での展示と抗議行動」 「北京会議の前と後〜SRHR30年の足跡を探して〜」福田和子/第二回:ヌエックに集まった女性たちと北京会議 アーティストのフリースペース:とれたてクラブ 私のフェミアイテム:macca NOW THIS ACTIVIST :村上麻衣 etcbookshop通信 小川たまか おがわ・たまか 1980 年東京生まれ。大学院卒業後、2008 年に共同経営者と編集プロダクションを起ち上げ取締役を務めたのち、2018 年からフリーライターに。Yahoo! ニュース個人「小川たまかのたまたま生きてる」などで、性暴力に関する問題を取材・執筆。著書に『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(タバブックス)、『告発と呼ばれるものの周辺で』(亜紀書房)、『たまたま生まれてフィメール』(平凡社)、共著に『わたしは黙らない―性暴力をなくす30の視点』(合同出版)。
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周司あきら特集編集『エトセトラ VOL.10 特集:男性学』
¥1,540
新刊書籍 エトセトラブックス A5判・並製 128ページ 表紙デザイン:福岡南央子 本文デザイン・組版:水上英子 2023年11月24日 性差別はびこるこの社会では、 実は「男」のことすら誰も考えていない。 語られてこなかった男性の多様さはどこにある? これまでフェミニズムが家父長制に相対するとき、特権を持つ側として「男性」が照射されてきた。しかし、男性がフェミニズムに応答するだけでは、男性自身の課題を掘り下げられないのでは……? フェミマガジン10号目は、『トランス男性によるトランスジェンダー男性学』の周司あきらをゲスト特集編集に迎え、「特権」「加害性」「生きづらさ」で終わらない、その一歩先にある「男性性」を見つける特集号。 論考、エッセイ、読者投稿などで構成。新たなメンズリブを目指す座談会も!