ながいひるは岡山市の古本など屋です。ちょっとだけ新刊書籍もあります。
「NEW」のラベルが付いているものが新品商品で、他は中古商品です。
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ほに(13番館)『かたつむるたましい』
¥2,200
新品ZINE 四六判変形 294ページ ほに日記本3作目。 27歳、友人と二人暮らし、東京。「働けない」2年目に突入し、失業手当は満期終了。 時間はあるのに元気がない。つくることにも希望が持てない。かといって働ける場所もない。ガザでの虐殺も止まる気配はなく、無力感に苛まれるばかり。 すっかりバーンアウトを迎えながらも、すがるように映画やドラマを観て、どうにかしなきゃと焦ってもがき、怒ったり寝込んだりしていた2024年の日記集。 主な出来事) 日記屋月日のWS参加/絵を習う/働けなくてぬいぐるみ屋さんになる/週一古本屋バイト/都知事選/「哀れなるものたち」とASDの私/オンラインカウンセリング/ぬいぐるみの失踪/「ソンジェ背負って走れ」と障害の"克服"/イ・ランのライブ/少年アヤさんトーク/『パレスチナについて考えた日の日記』を作って日記祭出店/「クリップ・タイム」概念との出会い/ゆっきゅん年越しライブ など 登場する映画やドラマ) 男女残酷物語サソリ決戦、哀れなるものたち、どですかでん、お嬢さん、ボーはおそれている、ニナ・メンケス作品、緑の光線(ゆっきゅん映画祭)、テルマ&ルイーズ、バーブ&スター、ベイビーわるきゅーれ、枯れ葉、夜明けのすべて、ソウルメイト、アリラン・ラプソディ、医学生ガザへ行く、時代革命、力の強い女カン・ナムスン、今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー〜、無人島のディーバ、ソンジェ背負って走れ、サイコだけど大丈夫 など -------- 1月31日(水)抜粋 うるふちゃんは吊り下げた給水器のプラスチック部分に器用に爪を引っ掛け、腕の力だけでぶら下がってぷらんぷらんと揺れている。給水器に後ろ足を絡めてまるでポールダンスでもしているみたいだ。お腹に水が垂れてびちゃびちゃになっている。どんなに策を練ろうが、体を張って物音を立てて人間を呼びつけよう(そしてご飯をもらおう)という魂胆は潰えないようだ。何か趣味のようなものがあれば、と思うがハムスターには難しい。せめて危なくない遊びを覚えてほしいところだ。 布団に入ってからおもしろトークになった。覚えている歌について。話しているうちに「ドラえもんのうた」のイントロのメロディから「あんたがたどこさ♪ ひごさ♪ ひごどこさ♪」と入れてしまうことに気づいて、大笑いした。私はよく頭の中で歌と歌をくっつけてしまうのだが、同居人はそんなことないらしい。久しぶりにこんなに突っ込んだり笑ったりした気がする。最近は積極的な感情を表すのが難しくて、うまく笑えないことが続いていた。ノッていくのが難しい感じ。今日の感じをもう少し普段から取り戻せたらと思う。 2月17日(土)晴れ 抜粋 一度目が覚めて眠れず、8時に起き上がる。準備して外へ、電車に乗る。 Google マップを頼りに寺子屋大吉へ。日記のワークショップ二回目。今日は読まれることで消費されるのかどうか、消費されないには、消費ってそもそも悪いことなのか、生活を俯瞰して見る自分と書く自分について、など。 私の場合同居人を同居人と書くことで、たとえば読む人が直接同居人と出会った際にいきなりあだ名で呼んでしまうとか、距離感を間違えてしまうとか、そういう傷つきを防ぎたいと思っている。(友だちと書かないのは他の友だちと区別するのに分かりやすいから) 他には、物語として読まれたくない。「言いかえると?」と金川さんに聞かれて考える。きっと私と同居人の関係性について、もっとこうなったらいいのにとか、願ったり祈ったりされたくないのだと思う。応援されたくもない。ただの記録として読まれたい。正直に書きたいというのがずっと考えていることだ。「事実〜記録〜正直に書くこと、矛盾しないと思う、(書くの)時間かかるでしょ」という旨のことを指摘されて、だからか……!と納得した。 正直に書くことについて、家に帰ってから考えたこと。小学生の頃、作文が全く書けなかった。家では自分のことを「あゆ」と呼んでいて、なのに主語を「私は」と書くのが嘘をついているようで嫌だった。でも、「あゆは」と書くのも恥ずかしい。楽しくなかったのに「楽しかった」とも書きたくないし、「嬉しかった」とも書きたくない。嘘になるなら何も書きたくなかった。 この「嘘をつきたくない」というのは話すことにも影響を与えていて、状況や気持ちをより正確に表す言葉を見つけなければ嘘をついているような気持ちになるから、今でも言葉に詰まることが多い。半ば強迫観念のようになっている。 「誠実であればいい」と言った人がいて、誠実、誠実……と考える。 (中略) 夜、大学の友だちと電話。休職中のLは就労移行支援に通っている。毎日通って生活リズムを整えつつ、コーピングとか、認知について学んだりするらしい。私もカウンセリングを探すよりそっちがいいのかなと思いながら話を聞く。 共通の友人がツイッターでトランス差別にむちゃいいねするねん、という話をする。大学の同期が少ないのもあって、この話をできる相手が全然いなかったので助かる。「今彼女にとって自分とは違う考えを入れるタイミングじゃないのかも」「完全に思想は変わらなくても、それで傷つく人がいるってことだけでも分かってもらえたらいいね」という言葉をもらって、だいぶ気持ちが軽くなる。確かにそれだけでもかなり違うし、学べないのは忙しいから=社会が悪い。ツイッターが無くなってくれるのが一番早いけど。 セイウチのぬいぐるみを見せてくれたのでうるふちゃんをお披露目。茶色くて目がクリクリ同士でなんか似ている。散々働くの辛いって話をしていたらLが「今、自分たちが生きづらいのは資本主義が悪いっていう考えが初めて理解できた……!」と言ってて「そうなんです!資本主義が悪いんです!!」と同調をする。4時間にわたる電話の最後にアナキズムへの扉をノックしたL、面白すぎる。 私たちはもっと友だちと連絡を取り合うべきだ。孤独になると悪い方へしか考えられない。同居人は学校へ通う決意をした。私ももっと明るい方へ行きたい。 3月23日(土)抜粋 母の前で癇癪を起こした時はなぜそうなったのか分からないままだったが、同居人の前でパニックになった時は後から言語化する余裕(?)が取れている、時間を与えてくれている気がする。 それなりに眠れた。日記のワークショップ。自分について説明することのつらさについて。「生活どうしてるの?」は、悪気がなくても答えに困る。これ以上聞かれないようにうまく答えようとする。究極的には他人と会話しなくてもそのままで受け入れ合えたら、と思う。 自分のASDみを思わぬ方向から発見した。みんなこんなに複雑なことをやっているのか、やってのけているのではないかと思うとめまいがしそう。言葉そのものではなく、相手が引き出してほしい(と本人も気づいていない場合もある、隠された)気持ちに反応しているのか。自分が会話において浮かぶ言葉が「それってこうなんじゃないか」と分析するものばかりで、わずかに察せる空気的に今その問いは違くない?ともやもやし続けた結果気づいたことだった。 10月17日(木)抜粋 雑談は中身に意味はなく、スズメが「チュン」と言ったら「チュン」と返すようなもんだ、とカウンセリングで教えてもらってから随分と気が楽になった。ちょっと大きく「へー!」って言ったら喜んだように見えて、こういうことなのか……?と少しつかめた感覚がある。彼の話しかけを「会話のバグテストみたい」と書いたことがある。試されている……?と構えていたけどただの「チュン」だったんだ。なら私も「チュン」って返そう、そう思える。 退勤後、学校のメンバーで森美術館のルイーズ・ブルジョワ展を観る。〝風変わりな女の情熱的なアート作品〟みたいな紹介のされ方でモヤモヤする。もっとフェミニズムとか精神医学の観点から踏み込んでキャプションを書いてほしかった。「母性」という多義的な言葉がまるで一つの意味しかないかのように使われているのも、雑に思えてならなかった。 一緒に観た人は「女っぽくて」「しんどい」と胸焼けを起こしたような顔で感想を言っていた。キャプションが違えばそうじゃない感想があり得たかもしれないのに、ともどかしかった。母でなくても、娘でなくても、共感できなくても、最低限理解できるような手続きを踏んでほしかった。 -------- ほに 1996年生まれ、地方の美大卒。同居人・きらとアートコンビ13番館をやっている。
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きら(13番館)『つまづくところで立ちどまる あのときなかった道をつくる』
¥1,980
新品ZINE A6サイズ 270ページ 13番館のメンバーのきらによる、2025年につけた日記集です。 新たに始めたカウンセリングで、過去のトラウマと向きあって感情を探す練習をしました。大切なハムスターのうるふちゃんとのお別れ、入院、転院、ふたり暮らしの葛藤、AIとの対話、依存、ゆっきゅん、美術、バイト、ぬいぐるみ、地元の友達、ぐるぐると考えすぎなほどに思考をつづけた日々の集積です。 以下、抜粋した日記です。 ---------------------------------------- 1月18日(土) 2、3日、日記が書けてないと、書かなきゃという意識がずっと頭の片隅にある。その日のうちに書ければ良いのだけど、夜には疲れ切ってしまっていて、翌日はもう起きたら昼前で他のことを優先してしまう。 ルイーズブルジョワ展へ駆け込む。 「過去を捨てないなら 過去を作り直すべきだ それがわたしの仕事である」 最後の動画に出てくる言葉を書き留める。 3月14日(金) 過去の様々な経験を、トラウマと認識し始めるようになって、ひとつ処理が進むと、他の記憶もトラウマだったのかもしれないと思うようになり、思い出したり、考えたりしすぎてしんどい。 抑圧的な環境で生きてきたから、自分の意思を尊重するということが難しいと感じる。どうやったら自分の気持ちをそのまま受け止められようになれるのだろう。 4月4日(金) 新しいカウンセリングへ行った。母よりは年下で、わたしよりひとまわりほど年上の先生。ここに来るに至るまでの経緯を話し、カウンセリングを終えたらどうなっていたいかを聞かれ、辿り着いたのが「立ちどまれるようになること」だった。 6月22日(日) 空きが出たと声をかけられ、東京都議会議員選挙当日の立会人をした。今日のもうひとりの立会人は大学一年生だった。しっかりしてる。 期日前同様、長丁場すぎて、休憩室はグロッキーな感じになっている。選挙管理委員会の人はこれを連日やっている。しかも、投票期間には、拘束時間12時間の立会人を毎日二人確保しないといけない。限られた予算と準備期間、長時間労働。過酷だと思う。 神妙な面持ちで職員さんたちが話をしていた。どうやら投票の受付時に、案内に書かれた氏名と見た目が一致していない、「男か女かわからない人」に性別の確認をしてしまい、ムッとされたらしい。ご意見が来てしまうかもしれないなぁ、とも言っていた。やってまったというニュアンスで話をしていたので、まだ理解しようとする姿勢があるのかもしれない。でも、「男か女かわからない人」にだって、その二択以外の性がある。その人がご意見をくれるとも限らないだろう。その人はとても傷ついたと思う。それを聞いているわたしも、傷ついている。 夜20時。投票箱に鍵がかかる。選挙管理委員会の人たちがバタバタと開票準備をしに市役所へ向かう。このあともまだ働くなんて、信じられない。この人たちのおかげで、そして立ち会った大学生の人や、おばあさん、わたしのような一市民によって、選挙は成り立っているということを、どうか忘れないでほしい。ノンアルビールを買って、飲みながら帰る。 12月8日(月) イ・ランの『声を出して、呼びかけて、話せばいいの』を読み始める。幼少期の家庭内で起こった暴力のシーンは、わたしのこども時代も想起されて、しんどくなってしまうけど、わたしも書かねばならないと思った。わたしの痛みをなかったことにしないために、あなたの痛みもまっとうなものだと伝えるために。 ---------------------------------------- きら 1996年生まれ。2020 年より東京都在住。2023 年、日記本『ころがるいきもの』を自費出版し、文学フリマ東京 37に初出展。 名前も知らない人から言われた「作品があなたを連れて行ってくれるから大丈夫」という言葉をたまに思い出したりしながら、つくることを続けている。
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きら(13番館)『にゅ〜いん日記』
¥500
新品ZINE 白黒 A6 18ページ 2025年夏に入院していた時の日記です。 友達と暮らしてる場合の医療現場でのリアルな対応や、入院生活の様子、ケアすること・されることについてなど。 きら 1996年生まれ。2020 年より東京都在住。2023 年、日記本『ころがるいきもの』を自費出版し、文学フリマ東京 37に初出展。 名前も知らない人から言われた「作品があなたを連れて行ってくれるから大丈夫」という言葉をたまに思い出したりしながら、つくることを続けている。
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ヒロノアユミ(13番館)『100点の石を拾った話』
¥200
新品ZINE 8ページ折本 多摩川に石を拾いに行った日、偶然「100」の模様の入った石を見つけました。 「100点の石」と名付けたその石を通じて、過去のトラウマにも触れていく小さなマンガZINEです。
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きら(13番館)『帰省日記』
¥900
新品ZINE 2024年5月19日 A6 38ページ ◎概要 今年の GW に2年4ヶ月ぶりに地元に帰省しました。 長らくまともに会話してこなかった親や、県外から地元に帰った友達との会話を中心とした 7日間の記録です。 親へ自分の状況を開示し、また母が自身の過去を語り、ずっとネックに思ってきた親との関係を少し前進できたような気がしています。 ◎著者紹介 きら 1996年生まれ。2020 年より東京都在住。2023 年、日記本『ころがるいきもの』を自費出版し、文学フリマ東京 37に初出展。 オンラインショップ「13 番街」や全国の書店にて販売中。 名前も知らない人から言われた「作品があなたを連れて行ってくれるから大丈夫」という言葉をたまに思い出したりしながら、つくることを続けている。
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がんばらない『いちごつまない』
¥300
新品ZINE A6サイズ 20ページ 前の人の短歌から一語摘んで短歌を作る遊び、いちごつみ。このZINEはぜんぜん一語摘めてなかったりたまに摘めてたり連想してたりのゆるゆるいちごつみでできた短歌集です。 おふろにかいめ、ろばぱか、野生のアの三人で結成した短歌友だち「がんばらない」の初めてのZINEです。
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『パレスチナについて考えた日の日記』
¥1,200
新品ZINE B6サイズ 174ページ 著者 aoi、Ackee、アキヤママリナ、ayano、斐目 結(まなざし)、あゆみん、ep、いかわ、いとー、糸川乃衣、ウチガサキミナ、うらあやか、及川るな、太田明日香、オカワダアキナ、おぜき、かほ、川崎洋正、川名 倫明、木内久乃、京極祥江、くろいわ、Ghufron Yazid、Sio Books、じゅり、たかえすはるら、高嶋瑛、高田満帆、武田花、たちとちがぐる、樽本樹廣、ちか、テラモト、D / ディー、なかよしクラブ、nag、natsumi yoshida、ナナウエ、新島みお、ニーナ、ぬくもり、猫粒、nouru、延 紗英子、はち、はづき真理、柊、蕗フユコ、舟喜さとみ、hoi、ほのかに かおる、ほんだあやの、ぽんつく、mackey、marushimakoto、まるばつ、三品和乃子、水埜青磁、宮川知宙、Miyu、むくどり洞、moe、桃文庫、山口舞桜、優佳、夢見ヴァシ、YURUMO、ヨコタ佑輔、吉美駿一郎、凜花 rinka、わたあめ
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13番館『ポンポン山ZINE』
¥1,300
新品ZINE B6サイズ 40ページ デザイン・イラスト:ひろのあゆみ 製本:13番館 2024年9月21日初版第一刷発行 2024年12月1日第二刷発行 13番館のはじめてのリソグラフ印刷ZINE◎ 綴じ糸の色はランダムでお届けします。 2019年、13番館の2人が大学生だった頃、なんか山に登りたい気分のひろのがGoogleMapsでポンポン山を見つけました。調べてみると、頂上で足踏みするとポンポンと音がするらしいのです。それを聞いたきらは、特に山に登りたい気分ではありませんでしたが一緒に確かめたいと思ったのでした。 コロナが流行し、あんまり遠出できなかった2021年初夏、13番館は用事のついでに、ついに「ポンポン山」に登りました。果たしてポンポン音はしたのでしょうか?そこではどんな景色が見れたのでしょうか? ずっと頭の片隅にあったポンポン山ZINEを作る計画をようやく実行し、この夏ついに完成しました。 なんか登りたいなと思ってから6年(!) 一冊一冊自分たちの手で綴じました。 【13番館】 アーティストの吉良加奈子と廣野鮎美によって2020年に結成されたアートコンビです。 「思いつきを実行する」をモットーに、コンビだからこそできる作品を制作します。
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13番館(きら、ひろの)『ニュ(ー)シティサンヒルズ』
¥1,000
新品ZINE 2022年12月11日 デザイン:ひろの A5判 40ページ 恋愛わからんマンの13番館が暮らすアパート、ニュ(ー)シティサンヒルズ。二人はノリで始めたマッチングアプリのプロフィール欄に、自己紹介の代わりに日記を書くようになった。 自分と似た感覚を探すために、誰かの理想に抵抗するために、あるいは誰かへの私信として。【差する生活の記録。 2020年、2021年のそれぞれ1か月ほどの日記を収録しました。 【13番館】 アーティストの吉良加奈子と廣野鮎美によって2020年に結成されたアートコンビです。 「思いつきを実行する」をモットーに、コンビだからこそできる作品を制作します。 https://13bankan.wixsite.com/artcombi
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きら(13番館)『いしを拾う』
¥1,800
SOLD OUT
新品ZINE B6判 344ページ 2024年12月1日発行 表紙:カラー(銀箔みたいなキラキラが入っていていい感じです) 本文:モノクロ 日記本。2023年9月〜2024年9月の一年間の日記です。 失業手当をもらい切り、一年で3つもバイトを変えて、生き延びるために勉強を始めるもこれで良いのかと悩みながら生活を送る。デモ、カウンセリング、パレスチナ、たまに制作、石拾い。拠り所を探す日々の日記。 以下、日記(部分)抜粋です。 2023年12月9日(土) 家まで帰る前に、木材屋さんの目の前にある移動式のたい焼き屋さんで餅入りの鯛焼きを買ってその場にヤンキーみたいに座り込んで食べた。友達はあんこをこぼしていた。食べ終わって家まで歩いて向かう途中、友達が「生きてるね!」と言い、思わず笑ってしまった。私たちの場合は制作することが生きているということなんだと思う。 2024年3月4日(月) 歩いて長良川に向かう。道中お土産屋さんが目に入り、入ってういろうを買った。それから河原に降りて石拾いをした。見たことのない茶色い縞々の模様が入った石が落ちていて、数個拾い集めた。まん丸な石やいろんな色の粒々が入った石など、たくさん拾った。友達も夢中になって拾い集めていた。ういろうと石でリュックがずっしり重くなった。 4月4日(木) 家に帰って『宮沢賢治農民芸術概論綱要』を読む。序論の中にある「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」という一節に目が止まる。今一番の願いはパレスチナ解放だ。イスラエルによるパレスチナへのジェノサイドが始まって半年経った。 5月29日(水) 公園でお弁当を食べる。ベンチが埋まっているので砂場のヘリみたいなところに座る。タッパーのお弁当を公園のベンチ未満の場所で黙々と食べるすっぴんメガネの28歳フリーターである。こんな28歳になるとは。あまりにもぱっとしない日々だけど生き延びてるだけで十分えらい。 8月2日(金) 「from the river to the sea, Palestine will be free!」デモで覚えた言葉から、RIVERとSEAの文字が入ったビーズブレスレットを作った。今日で10月7日から300日経った。300日も虐殺が続いている。言葉にしてみても意味がわからない。一昨日くらいに首のない我が子を抱える父親の動画を見たことも、日記には書けていない。慣れてしまうのが恐ろしい。こんな世界に慣れてしまってはいけない。 9月2日(月) kemioのポッドキャストの最新回のタイトルが〈#32 この夏の総括と「友達とパートナー」の話〉で、気になって聴いてみた。大事な友達から彼氏ができたことを伝えられたが、人とは違う悲しい気持ちになり、大切な人の幸せを一緒に喜べない自分の憎さに嫌気がさした、という旨のリスナーからの便りに対し、kemioは「わかる」と言いながらも、親友であるマイルズにそういうことが起きることを少し期待していると言っていた。kemioとマイルズは二人ともこれまでに恋人がいたことがないらしい。kemioの、そういうことをさらっと言えるところがかっこいいと思う。あと、友達にパートナーができたら、今まで自分に話してくれていたこともきっとパートナーに話すようになるけどしょうがないよね、という風なことも言っていた。 「もし私とほにに各々パートナーができたとしたら、パートナーに自分らのことを話して、ここではパートナーのことを話すかもしれんね。」と一緒に聴いていたほにに言ってみたら、「話題の交換留学や〜!」と急に彦摩呂調で返ってきたので「ひ〜!」と笑ってしまった。そんな感じだったら楽しそう。ありうるかもしれない未来。 【13番館】 アーティストの吉良加奈子と廣野鮎美によって2020年に結成されたアートコンビです。 「思いつきを実行する」をモットーに、コンビだからこそできる作品を制作します。
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ほに(13番館)『穴を埋める』
¥1,500
SOLD OUT
新品ZINE 2024年5月19日 A6 326ページ ◎概要 2023年8月1日から2024年1月26日までの日記をまとめた本です。 同居4年目の友人と喧嘩した日のこと、念願だったハムスターのうるふちゃん登場、変な夢の記録、失業 手当をもらい切った日、Tinder を永久凍結された日のこと、パレスチナのこと、映画や本、展示の話など。 ASD と ADHD、双極性障害II型を抱えながら生きている日々の記録が、誰かにとって糧となることを願っています。 ◎日記抜粋 10月12日(木) 晴れ なんやかんや話して二人で歯磨きをしながら「ウチらがずっと仲良しでいるために友達を増やすっていうのはどう?」と提案する。ずっともっと明るい言い方が欲しくて、今やっと言語化できた。治療やケアに必要な諸々は医療や福祉の言葉で語られる。納得しないと動けない私は、自分の言葉に翻訳してはじめて希望を感じた。 ◎著者紹介 ほに 1996年生まれ、地方の美大卒。同居人・きらとアートコンビ13番館をやっている。 2022年末にメンタル爆発、2023年末に失業手当をもらい切り先行き不安。現在は古本屋で週に一日働く。 日記本『このゆるい歯茎は私のせいじゃない』(2023年11月発行)ほか。
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野生のア(13番館)デモ歌集『Do・フェミ/まっかっか人間』
¥500
SOLD OUT
新品ZINE 2023年11月11日 A5判 12ページ 表紙:カラー 本文:単色 連作「Do・フェミ」32首と「まっかっか人間」31首を収録。 ・・・・ 天海祐希がフェミニストなら最高 バラの香りのパンを齧って ゲリセーリ区別のつかぬ腹痛に曖昧な笑み浮かべて離席 いつか最低賃金に追い越されそうな賃金じっと手を見る /Do・フェミより3首 音楽がなくても踊れるようになるためには言葉が必要だった 愛注ぐ対象欲しさに最近は親戚の子に夢中と店員 そのような気はしていたんだなんとなく、あなたの心に犬を放つね /まっかっか人間より3首 【13番館】 アーティストの吉良加奈子と廣野鮎美によって2020年に結成されたアートコンビです。 「思いつきを実行する」をモットーに、コンビだからこそできる作品を制作します。 https://13bankan.wixsite.com/artcombi
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ほに(13番館)『このゆるい歯茎は私のせいじゃない』
¥1,500
SOLD OUT
新品ZINE 2023年11月11日 B6判 134ページ 表紙:カラー 本文:モノクロ きらさんと暮らしています。2023年1月21日から7月31日に書いた日記。 仕事を辞めて2ヶ月目〜8ヶ月目まで。 よく行く場所は、役所と病院と美術館。 本を読んだり寝込んだり、映画を観たり寝込んだり。週に一度のアルバイト、月に一度のHello,ワーク。 大長編の夢を見て、忘れぬうちに記録する。女性の歯科医に初めて歯を削られる。こじらせた鬱がはじけ飛び、大惨事。初めてのカウンセリング。高松と青森に弾丸旅行、刺身を前にダウンする。 一歩進んでは三歩下がる、まだまだ元気のない日々の記録。 ・・・・ 脳が疲れ果てて、家事をする同居人をスルーして眠る。ごめんね。嫌な夢をたくさん見た。気になる男性が他の男性と小指を繋いで歩いているのを見てしまい、私は誰とも番になれないのだろうと絶望する夢。番になんて、ならなくていいのに。夢の中でも世間の常識が息づいているらしい。彼らはすごく幸せそうで、夢なのに応援したくなった。あなたの幸せを願っています。 ・・・・ 遠くのカラス、近くのカラス。遠くのカモメ、近くの瞳。店を出る時、男の子たちが一つのテーブルを囲み、賄いの定食をもりもり食べているのが見えた。こんな風景を美しいと言いたい。 ・・・・ バイト。体が軽いのは晴れているから。接客がたのしいのは気圧が安定しているから。恐怖と不安を捨てて、終わった展示のチラシが溜まっていることにぷりぷりしながらばかすか捨てて、タートルネックがシャツに変わって二週目だと思いながら、高額買取に驚くメールに微笑みながら、決められた時間を閉じる。お菓子をたくさん買って帰る。 【13番館】 アーティストの吉良加奈子と廣野鮎美によって2020年に結成されたアートコンビです。 「思いつきを実行する」をモットーに、コンビだからこそできる作品を制作します。 https://13bankan.wixsite.com/artcombi
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きら(13番館)『ころがるいきもの』
¥1,500
SOLD OUT
新品ZINE 2023年11月11日 B6判 150ページ 表紙:カラー 本文:モノクロ、写真あり 〈概要〉 日記屋月日のワークショップに参加して書いた2023年2月~4月の日記 と、数日間の記録です。 友達のほにと二人暮らしをしています。お互いにさまざまな不調を抱 え、生活が上手くなく、それでも床に転がりながら生き延びていた頃の 日々を綴っています。 公園で人間や生き物の観察をしたり、薬に翻弄されたり、マッチングア プリを通じて人に会ったり、デモやマーチ、選挙に行ったりしています。 2月11日(土) 珍しく友達が先に起き上がる朝。お腹が空きすぎてとっくに目は覚めていたけれど、3時間くらいそのまま布団の上にいたらしい。二人ともチョコ系のパンを食べて、足りなくて追加でスープを飲んで、日暮里へ。わたしはブラウスに合わせるつけ襟を作りたくてレースを、友達は還暦を迎えたお母さんに贈るぬいぐるみ用の布を繊維街で買う。他にも直感的に良いなと思えたものや、なんとなく役立つだろうと思ったものも買った。夢中になって店を回ってたらいい時間になり、展示へ向かう。『クィアな地平線』というタイトルのグループ展。キュンチョメの映像作品『声枯れるまで』は、トランスジェンダーやクィア当事者へ名前を変えた経緯を聞き、自分で新しくつけた名前を一緒に声枯れるまで叫ぶというものだった。私は下の名前に〝 子 〟が付くのがなんだか少し古臭く、女の子に付ける名前という感じがしてあまり気に入っていない。中学の時、クラスの女の子が「名前に〝 子 〟が入るのダサくない?」とこちらに聞こえる声量で言っていた記憶が蘇る。その子に最近子供が産まれた。名前に〝 子〟は入ってなかった。 【13番館】 アーティストの吉良加奈子と廣野鮎美によって2020年に結成されたアートコンビです。 「思いつきを実行する」をモットーに、コンビだからこそできる作品を制作します。 https://13bankan.wixsite.com/artcombi
