ながいひるは岡山市の古本屋です。ちょっとだけ新刊書籍もあります。
「NEW」のラベルが付いているものが新品商品で、他は中古商品です。
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きら(13番館)『帰省日記』
¥900
新品ZINE 2024年5月19日 A6 38ページ ◎概要 今年の GW に2年4ヶ月ぶりに地元に帰省しました。 長らくまともに会話してこなかった親や、県外から地元に帰った友達との会話を中心とした 7日間の記録です。 親へ自分の状況を開示し、また母が自身の過去を語り、ずっとネックに思ってきた親との関係を少し前進できたような気がしています。 ◎著者紹介 きら 1996年生まれ。2020 年より東京都在住。2023 年、日記本『ころがるいきもの』を自費出版し、文学フリマ東京 37に初出展。 オンラインショップ「13 番街」や全国の書店にて販売中。 名前も知らない人から言われた「作品があなたを連れて行ってくれるから大丈夫」という言葉をたまに思い出したりしながら、つくることを続けている。
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ほに(13番館)『穴を埋める』
¥1,500
新品ZINE 2024年5月19日 A6 326ページ ◎概要 2023年8月1日から2024年1月26日までの日記をまとめた本です。 同居4年目の友人と喧嘩した日のこと、念願だったハムスターのうるふちゃん登場、変な夢の記録、失業 手当をもらい切った日、Tinder を永久凍結された日のこと、パレスチナのこと、映画や本、展示の話など。 ASD と ADHD、双極性障害II型を抱えながら生きている日々の記録が、誰かにとって糧となることを願っています。 ◎日記抜粋 10月12日(木) 晴れ なんやかんや話して二人で歯磨きをしながら「ウチらがずっと仲良しでいるために友達を増やすっていうのはどう?」と提案する。ずっともっと明るい言い方が欲しくて、今やっと言語化できた。治療やケアに必要な諸々は医療や福祉の言葉で語られる。納得しないと動けない私は、自分の言葉に翻訳してはじめて希望を感じた。 ◎著者紹介 ほに 1996年生まれ、地方の美大卒。同居人・きらとアートコンビ13番館をやっている。 2022年末にメンタル爆発、2023年末に失業手当をもらい切り先行き不安。現在は古本屋で週に一日働く。 日記本『このゆるい歯茎は私のせいじゃない』(2023年11月発行)ほか。
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Moche Le Cendrillon(モチェ・レ・サンドリヨン)『あなたとケーキをシェアするためのいくつかの方法』
¥1,650
新品ZINE 本屋メガホン https://booksmegafon.stores.jp/about A5 無線綴じ 80ページ デザイン:和田拓海(本屋メガホン) 印刷:イニュニック (表紙:マットコート135kg/本文:上質70kg) ※裏表紙に印刷されている「本体:1,560円」は誤植で、実際には1,650円です。 「他者に性的/恋愛的な惹かれを感じない」アロマンティック/アセクシャル(Aro/Ace)で、あらゆる差別に反対するフェミニストで、ADHDで、ドラァグ・パフォーマーの「Moche Le Cendrillon」による初めてのZINE。 間違った偏見を持たれたり、情報にアクセスしにくかったり、クィアコミュニティの中でも透明化されたりしやすいAro/Aceの、多様で複雑な経験について語り、書き残し、"あなた"とシェアするために制作されました。 Aro/Aceのオンラインコミュニティで用いられる象徴の一つに「ケーキ」があり、「セックスよりもケーキが好き」といった冗談に由来しています。まとまらないエッセイやもたついた対談、極私的で個人的な私の経験という名の「ケーキ」を、お茶を飲みながら他愛もないお話をするように楽しんでいただけたら嬉しいです。 [目次] はじめに WHO AM(ARE) I(YOU)? 誕生日に書いたケーキについての日記 おなじ傘の下で #1 Aro/Ace FUCKOFF事案 境界と共感について からだに関するいくつかの小話 おなじ傘の下で #2 Aro/Ace的おすすめコンテンツ WHY DRAG? おわりに [本文より] “もし10年以上受けてきた教育のどこかで、自分を指し示す言葉に出会えていたら、私の経験はどれだけ違っていただろうか。自分の存在が誰かに嘲笑され、努力が足りない怠惰な人間だと判断されたり、未熟だと馬鹿にされることが全くもって不当なものだと、誰かが教えてくれていたらどれだけ楽になっただろうか。何を成し遂げても、パートナーがいないことで自分がまぬけで未熟で魅力がない人間だと思い続けずに済んだのだろうか。自分に好意を寄せてくれた相手に、明らかに納得できるわけもない理由を並べて傷つけることもなかったのだろうか。”(「WHO AM(ARE) I(YOU)?」より) “Aro/Aceは広いスペクトラムで、長い不可視化の歴史を持っていて、全く異なる感覚を持っている。ほとんど同じ文化を共有していないし、集まる場所を持ってこなかったし、自分が物語のどこにも描かれてこなかった。それ以前に、そもそもどんな共通点があろうが私たちは当たり前に違う人間だ。 ただ、Aro/Aceであることは、抵抗とアイデンティティを守るのに必要なカテゴリーだ。圧倒的に大多数の人間が持つ性的な惹かれや大きく渦巻く強制的性愛の流れに、全く沿わない人々の存在が無視されず、どの生き方を選択しても人権が保証され、アイデンティティが尊重される社会を作ることがAro/Aceのポリティクスだ。”(「境界と共感について」より) Moche Le Cendrillon(モチェ・レ・サンドリヨン) 個人的な物語を起点に、社会にある様々なジェンダーやセクシュアリティ、美醜のステレオタイプを解体するためのセルフ・ポートレート的作品を制作。並行してドラァグ・パフォーマーの活動を行う。 セーファー・スペースを考えるアーティスト・コレクティブ「ケルベロス・セオリー」のメンバー。
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野生のア(13番館)デモ歌集『Do・フェミ/まっかっか人間』
¥500
新品ZINE 2023年11月11日 A5判 12ページ 表紙:カラー 本文:単色 連作「Do・フェミ」32首と「まっかっか人間」31首を収録。 ・・・・ 天海祐希がフェミニストなら最高 バラの香りのパンを齧って ゲリセーリ区別のつかぬ腹痛に曖昧な笑み浮かべて離席 いつか最低賃金に追い越されそうな賃金じっと手を見る /Do・フェミより3首 音楽がなくても踊れるようになるためには言葉が必要だった 愛注ぐ対象欲しさに最近は親戚の子に夢中と店員 そのような気はしていたんだなんとなく、あなたの心に犬を放つね /まっかっか人間より3首 【13番館】 アーティストの吉良加奈子と廣野鮎美によって2020年に結成されたアートコンビです。 「思いつきを実行する」をモットーに、コンビだからこそできる作品を制作します。 https://13bankan.wixsite.com/artcombi
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13番館(きら、ひろの)『ニュ(ー)シティサンヒルズ』
¥1,000
新品ZINE 2022年12月11日 デザイン:ひろの A5判 40ページ 恋愛わからんマンの13番館が暮らすアパート、ニュ(ー)シティサンヒルズ。二人はノリで始めたマッチングアプリのプロフィール欄に、自己紹介の代わりに日記を書くようになった。 自分と似た感覚を探すために、誰かの理想に抵抗するために、あるいは誰かへの私信として。【差する生活の記録。 2020年、2021年のそれぞれ1か月ほどの日記を収録しました。 【13番館】 アーティストの吉良加奈子と廣野鮎美によって2020年に結成されたアートコンビです。 「思いつきを実行する」をモットーに、コンビだからこそできる作品を制作します。 https://13bankan.wixsite.com/artcombi
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ほに(13番館)『このゆるい歯茎は私のせいじゃない』
¥1,500
新品ZINE 2023年11月11日 B6判 134ページ 表紙:カラー 本文:モノクロ きらさんと暮らしています。2023年1月21日から7月31日に書いた日記。 仕事を辞めて2ヶ月目〜8ヶ月目まで。 よく行く場所は、役所と病院と美術館。 本を読んだり寝込んだり、映画を観たり寝込んだり。週に一度のアルバイト、月に一度のHello,ワーク。 大長編の夢を見て、忘れぬうちに記録する。女性の歯科医に初めて歯を削られる。こじらせた鬱がはじけ飛び、大惨事。初めてのカウンセリング。高松と青森に弾丸旅行、刺身を前にダウンする。 一歩進んでは三歩下がる、まだまだ元気のない日々の記録。 ・・・・ 脳が疲れ果てて、家事をする同居人をスルーして眠る。ごめんね。嫌な夢をたくさん見た。気になる男性が他の男性と小指を繋いで歩いているのを見てしまい、私は誰とも番になれないのだろうと絶望する夢。番になんて、ならなくていいのに。夢の中でも世間の常識が息づいているらしい。彼らはすごく幸せそうで、夢なのに応援したくなった。あなたの幸せを願っています。 ・・・・ 遠くのカラス、近くのカラス。遠くのカモメ、近くの瞳。店を出る時、男の子たちが一つのテーブルを囲み、賄いの定食をもりもり食べているのが見えた。こんな風景を美しいと言いたい。 ・・・・ バイト。体が軽いのは晴れているから。接客がたのしいのは気圧が安定しているから。恐怖と不安を捨てて、終わった展示のチラシが溜まっていることにぷりぷりしながらばかすか捨てて、タートルネックがシャツに変わって二週目だと思いながら、高額買取に驚くメールに微笑みながら、決められた時間を閉じる。お菓子をたくさん買って帰る。 【13番館】 アーティストの吉良加奈子と廣野鮎美によって2020年に結成されたアートコンビです。 「思いつきを実行する」をモットーに、コンビだからこそできる作品を制作します。 https://13bankan.wixsite.com/artcombi
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きら(13番館)『ころがるいきもの』
¥1,500
SOLD OUT
新品ZINE 2023年11月11日 B6判 150ページ 表紙:カラー 本文:モノクロ、写真あり 〈概要〉 日記屋月日のワークショップに参加して書いた2023年2月~4月の日記 と、数日間の記録です。 友達のほにと二人暮らしをしています。お互いにさまざまな不調を抱 え、生活が上手くなく、それでも床に転がりながら生き延びていた頃の 日々を綴っています。 公園で人間や生き物の観察をしたり、薬に翻弄されたり、マッチングア プリを通じて人に会ったり、デモやマーチ、選挙に行ったりしています。 2月11日(土) 珍しく友達が先に起き上がる朝。お腹が空きすぎてとっくに目は覚めていたけれど、3時間くらいそのまま布団の上にいたらしい。二人ともチョコ系のパンを食べて、足りなくて追加でスープを飲んで、日暮里へ。わたしはブラウスに合わせるつけ襟を作りたくてレースを、友達は還暦を迎えたお母さんに贈るぬいぐるみ用の布を繊維街で買う。他にも直感的に良いなと思えたものや、なんとなく役立つだろうと思ったものも買った。夢中になって店を回ってたらいい時間になり、展示へ向かう。『クィアな地平線』というタイトルのグループ展。キュンチョメの映像作品『声枯れるまで』は、トランスジェンダーやクィア当事者へ名前を変えた経緯を聞き、自分で新しくつけた名前を一緒に声枯れるまで叫ぶというものだった。私は下の名前に〝 子 〟が付くのがなんだか少し古臭く、女の子に付ける名前という感じがしてあまり気に入っていない。中学の時、クラスの女の子が「名前に〝 子 〟が入るのダサくない?」とこちらに聞こえる声量で言っていた記憶が蘇る。その子に最近子供が産まれた。名前に〝 子〟は入ってなかった。 【13番館】 アーティストの吉良加奈子と廣野鮎美によって2020年に結成されたアートコンビです。 「思いつきを実行する」をモットーに、コンビだからこそできる作品を制作します。 https://13bankan.wixsite.com/artcombi